タイやプーケットに旅行する場合、食あたりによる下痢を心配する方もいるのではないでしょうか?
私も、十数年前に旅行した時にはそれらしいものも食べていないのに一晩中あげてさげての惨事に見舞われた経験がありますので、 東南アジアに旅行する時には常に用心しています。
せっかくの旅行が病院通いでは残念なことになりますよね。
ということで、今回はプーケットに旅行してきましたので、最新の状況を踏まえて報告してみます。
プーケットの食事事情
プーケットとはタイ王国の中でも一番と言って良いリゾート地です。
ヨーロッパやロシアからの旅行者が多く、一流と呼んでも良いレストランも多くあります。
しかしやはり東南アジアへの旅行ですから、比較的リーズナブルな値段のお店で地元の味を堪能したいものです。
そのような方のニーズを満たすレストランも所狭しと営業しています。ただしその場合、食あたりが気になりますね。
食あたりは場所にもよります。
今回滞在したのはパトンビーチにあるダブルツリーバイヒルトンプーケット。
パトンビーチ沿いを歩いて、 バングラ通りを抜けてジャンセイロンまで足を伸ばすのが日課でした。
とても活気があるその界隈は、タイ料理のお店を始め、インド料理、イタリアン料理など多くのお店が活況を呈していました。
どこのお店でも、二人でビールを飲んで料理を数品頼んでも3〜4000円でお釣りが来ます。 これがもしハワイだとしたら倍でも足りないでしょう。
値段を気にせず好きなものを食べられるというのは気が楽でいいですね。
もちろん高級なレストランに行けば一人5000円くらいはしますけどね。
プーケットでは食あたりになるのか?
おかげさまで今回の旅行では食あたりにはなりませんでした。
食あたりにならなかった理由が、以前よりも衛生状態が良くなったからかどうかは定かではありません。
今回は用心して屋台や露店では食事をしませんでした。ただし生のマンゴーを一口大に切ったものは購入して食べましたので、屋台での食事をした事にもなります。
念のために、食事の前にその都度抗生物質を服用していました。
タイ王国では、普通の薬局で抗生物質を購入することができます。
私は第1世代と言われるセフェム系のCephalexin(セファレキシン)を薬局で購入して念のために服用していました。
「Do you have an antibiotics?」と言えばいくつもの抗生物質を出してくれますので、その中から選べば良いでしょう。値段は数百円です。
抗生物質は大腸菌や黄色ブドウ球菌などの細菌を殺菌できるので、もし食物にこれらの菌が繁殖しているのであればこれで予防ができます。
ただし魚介類などに付着している寄生虫やウイルスなどには効果はありませんので、万能とは言えません。
タイ王国・プーケットでの食中毒について考える
タイ王国、プーケットはとても暑いところです。今回訪問した12月でも日中の気温は31°でした。
そして水道水が飲用ではありません。まだそこまでインフラが整っていないのです。
そのようなところで食べ物を水道水で洗い、しばらく暑いところで放置した食物を口にするとすると、食物に付着した細菌が繁殖していてもおかしくはありません。
生野菜
水道水が飲用ではないということは、それで洗った生野菜そのものも控えた方が良いということになってしまいます。
ホテルのレストランでも当たるときは当たると言われていますので、できるだけ慎重に。
氷
ほとんどのレストランでは専門の業者から氷を仕入れて使っています。ですので基本的には問題ないはずです。
屋台の氷はクーラーボックスに入れています。衛生的とは言えませんが、細菌の繁殖は防げてているのではないでしょうか。
魚介類
ウイルスや細菌の一部は加熱しても死滅しないものもいますし、それらは貝に繁殖している事が多いです。できれば貝類は食べない方がいいかもしれません。
タイ料理で小ぶりの牡蠣は美味しいのですが、今回はパスしました。魚は可能な限り加熱調理をした料理を選べばまず安心ですね。
今回、エビや蟹、イカなどは遠慮なくいただきました。
スパイシーな料理
実はこれが一番やばいのではないかと思っています。暑いところでスパイシーな料理。
これは地元の人たちが暑さに耐えるための生活の知恵です。
ですがこれに慣れていない日本人が、しかも長旅で疲れている時に本場物のスパイシーな料理を食べたら、それだけで下痢になる可能性が高まります。
辛いものがとっても大好き!という人以外はスパイシーでないものを選んだ方がいいでしょう。
まとめ
ビーチリゾートのプーケットはとても魅力的な場所です。
私たちはこれまでどちらかと言うと東南アジアよりもハワイを選んでいました。と言うより、絶対ハワイ!って言う感じでした。
しかしハワイはあまりにも日本人が多すぎる。しかも物価が高い!ちょっとしたレストランでの一皿は3〜4千円はします。
ということで今のお気に入りはプーケットです。
このプーケットの唯一の気がかりは食事事情。十数年前に味わった食あたりがトラウマになっていたのです。
ですが用心して十分な準備をすれば、問題ないことがわかりました。
今回は生のスイカジュースや、生マンゴー、アイスコーヒーやアイスクリーム、地元のレストランでのタイ料理や中華、イタリアンなどを堪能しました。
どれも安くて日本人の口に合います。
今回の記事がタイやプーケットへの旅行を計画しているあなたのお役に立てば嬉しいです。