自宅を買うなら固定金利か変動金利か?金融機関に騙されるな!

国債グラフ お役立ち
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新型コロナがどうなろうと、私たちは生きていかなくてはなりません。

そして生きてためには住処が必要です。

新型コロナで不安な人も多いと思います。しかし、これは必ず収束します。

そのために政府は膨大な支出をしています。もっと使うでしょう。

そうすると金利は上がるのでしょうか?下がるのでしょうか?

では、住宅購入に必要な住宅ローンはどうすれば良いのか?

今日久しぶりに電車に乗ったら、フラット35の宣伝があちらこちらで目につきました。「ずーと安心な固定金利」が売り文句です。

確かに、固定金利を35年間確定させれば安心!と思うかもしません。そして経済評論家やコメンテーターは金利が上がるという意見を述べている人が少なくはありません。

本当にそうなのでしょうか?国が借金をして多大な国費で新型コロナ対策をしているから、将来の金利は上がるのでしょうか?

 

結論は、

逆です。金利は下がります。少なくとも大きく上がることはありまえません。

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住宅ローン金利はこれから上がるのか、下がるのか?

この問に対する答えは、簡単ではありませんので、少し時間をかけて加筆しながら執筆していきます。

一つだけ言えることは、焦ってフラット35でローンを組むのは少し待ったほうがいいです。

私は誰かに言われて金儲けのために記事を書いているわけではありません。誰かのためになればとの考えです。

間違ったことを書いて迷惑をかけるわけにいかないので慎重にいきます。

住宅ローンの金利が上がるとはどんな状況?

例えば、私は30年ほど前に変動金利で住宅を購入しました。その時はバブル直前だったので固定なんてとんでもない金利で、やむなく変動にしたのです。その結果、金利はどんどん上がり、返しても返しても元金が減らない状況になりました。

では、損したのか?

いえいえ、大儲けしました。

なぜって?

そんな状況です、購入した住宅はどんどん値上がりして、売りに出したら買いが殺到。

さっさと売り抜けて、しばらく賃貸に住んでいました。

元金はほとんど減っていませんでしたが、売却益は数百万円ありました。

購入した住宅が終の住処で、死ぬまで住みたいというのなら安全な固定もありですが、そうでないなら、金利が上がっても損することはほとんどないのです。

バブルで住宅ローンが爆上げして、儲けた後はどうなった?

バルブで世間の金利が上がっているときには不動産なんて買ってはいけませんよ。

金利が上がる以上に資産価値が上がらなければ負の資産になりますが、金利が上がればいずれ誰かが脱落します。

それまで上がっていた資産価値が、脱落者がで始めると一気に下がっていきます。

なぜ?

それは買う人がいなくなるからです。市場の価格は常に需要と供給で決まるので、需要が減少すれば価格は下がります。ましてや、売れるからとどんどん物件が供給されているのですから、価格は一気に下がります。

どこが底なのかなんてわかりませんが、底を打つには数年はかかります。

このときに相対的に安くなったからといって買ったら、間違いなく損するでしょう。

買っていいのは、任意売却になったような物件を二束三文で買えるプロだけです。

私が次の住宅を買ったのは、バブルが崩壊してから5〜6年経過した1998年でした。

その時は変動金利で購入しました。

その当時も、専門家と言われる人たちは、いつ金利が上がるか分からないので、固定金利で購入すべきだと盛んにに言っていました。

ですが、その後金利は下がり続け、私は借り換えを繰り返し、どんどん良い条件で返済が進められています。

新型コロナで大借金をした日本で、金利は上がっていくのか?

多くの専門家と言われる人たちが、これからしばらくすると金利が上がると言っていますね。

世の中がインフレになってそれに伴って金利が上がると。

確かに、

インフレになればそれを抑えるために金利を上げる政策がとられがちです。

しかし、根本的に考え方が間違っています。

この状況下で、インフレになることはあり得ません。

なぜなら、、、、

多くの方が新型コロナの影響を受け、収入が減っています。

中小企業は倒産の瀬戸際!大企業であっても例外ではなく、例えばANAでは早期退職制で社員を減らし、減らした社員の給与も30%減とのこと。

都心のオフィース賃貸、旅行業、飲食業、多くの企業は瀕死状態です。

このブログでもしばしば取り上げている製薬企業も例外ではありません。

MSDは予定通り2020年末にリストラを実施します。

他の製薬会社もMRを中心に結構大きな人員削減を始めるでしょう。

何しろ、新型コロナ騒動で、必要のないポジションや事業が浮き彫りになってしまったのですから。

 

つまり、、、

世の中の金回りが悪くなるのです。

売れないから、と言って価格を上がれば売れなくなります。価格を変えないで、容量を少なくする飲料メーカーや食品メーカーが増えています。気づいていますよね?

そう! 簡単に価格は上げられないのです。その結果、政府がインフレにしたくてもインフレにはなりません。

さらに大事なことは、国の借金の大半は国債であるということ。

 

 

(2020年10月18日追記)

下のグラフをご覧ください。

国債グラフ

これは10年ものの国債利回りの推移です。

確かに、2019年8月ごろから若干の上昇を見ています。ですが、新型コロナ騒動が始まった本年2月以降であってもほとんど金利は動いていません。

金利は直近で0.025%です!

住宅ローンの金利はこれら国債の金利で決まります。

国債は国の借金ですが、それを買っているのは国内金融機関と国民が大半です。

借金というのは、信用で金利が決まります。つまり、

将来投資したお金が返ってくる確率が低い、その国がデフォルトを起こすかもしれない、と考えれば金利が上がります。それだけ高い金利を払わないと誰も買ってくれないからです。

確実に戻ってくると考えれば金利は低くなります。

単純化すればそういうことになります。

そこに日本銀行の金融政策がからみます。

日銀の金利が上がれば、国債金利も上昇します。

しかし、政府がインフレターゲットを設定していても日銀は金利を上げあられないのが現状なのです。

何故か?

金利をあげると、国が返さないといけない借金の総額が増えます。ただでも借金大国の日本がそう簡単に金利を上げることはできないのです。

市中の金利が上がれば、借金をする人が減ります。投資も減少して価格も低下します。それによってインフレを抑制するのが本来の金利政策でしょう。

 

それを理解すれば、このような経済情勢で金利が上がると考える方が不自然です。

ひとまず、ここまで、後日に続く。

20201021追加

では、絶対に金利は上がらないのか?

この先、絶対に金利が上がらないのか?と言われればそれは確定していないということになります。

上げたくなくても上がってしまう事はあります。

日本国の信用がガタ落ちになって、貨幣価値が毀損されれば超インフレになるでしょう。

しかし、日本の国債を買っている大半が日本人でる事を考えると、当面起こりそうには有りませんね。

それ以外は、企業が価格を上げればインフレになって金利も上がりますが、過去数十年、価格を上げて成功した企業はないですよね?

AppleのiPhoneでさえも高価格路線を変更して、割安の機種を出していますから。

そう考ええると、今後産業構造がガラリと変わって、今と違う世界にならない限り、日本の金利は上がりようがない。、

と私は思います。

なので、私は絶対的に金利の低い変動金利でお金を借ります。

 

あなたは、どうしますかか?

あくまで、自己責任でお願いしますね。

 

 

 

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