アパートが放火されてしまった 私の体験とそれを踏まえた対策とは

不動産投資
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放火? アパートのごみ置き場燃える 周辺で先月から不審火相次ぐ 北海道苫小牧市

他人事だと思っていましたら、私のアパートもやられてしまいました。
放火です。

管理会社から連絡が入り、夜中にゴミ箱から出火したとのこと。

ゴミ箱の中のゴミが半分ほど焼け、さらに周辺に置いてあった掃除道具が焼けてしまいました。

 

放火現場

放火現場

幸いなことに、近所の人が火に気づき通報してくれました。又いち早く気が付いた住人が備え付けの消火器で消し止めてくれたので大事には至りませんでした。不幸中の幸いです。

ゴミ箱の周りはブロックで囲ってあるので類焼はしにくいと思いますが、それでもアパート本体に火が及んでいたらと思うとぞっとします。

大事に至らなかったことでほっとする気持ちと、一体どうして放火などするのだろうという怒りの気持ちがこみ上げてきました。

放火の場合、その犯人が誰であろうと、見つかろうが見つかるまいが、保険金は支払われます。

大家には全く過失がないのですから、金銭的な心配は殆どありません。

ですが、建物が焼けるようなことになれば大変です。

大家に対して住人や隣家への賠償責任はありませんが、大家の火災保険で住人や隣家の被害をカバーすることはできません。アパートに住む人は自分で家財に対する損害保険を掛けておく必要があります。入居者へは入居時に周知しておいたほうがいいでしょう。

今回は事の経緯や対応、対策についての記事です。

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アパートへの放火、事の経緯

このアパートは建築して3年半経ちます。

閑静な住宅街の中にあり、人通りが多い所に建っているわけではありません。
確かに人通りは少ないです。

ですがこれまでこのような物騒なことは一度もなかったのです。

しかし放火というのは全国あちこちで起こっており、総務省の調べによると出火原因の第1位が放火なのです。

放火ケンス

出典:総務省消防庁

放火による出火は年々減少してはいるものの20年連続出火原因の1位だということです。

年間5814件と言うことは、単純に1日16件程度発生していると言うことですね!いや本当に怖い話です。

 

出典:総務省消防庁

放火の原因を見てみますと、ライターによるものが圧倒的です。

タバコのポイ捨ても放火の疑いでの合計では400件を超えていますので、看過できませんね。

放火原因

出典:総務省消防庁

 

タバコのポイ捨てが放火になるのかどうかは意見の分かれるところのようですが、不注意であったとしても火がつけば大惨事にもなりかねない行為ですよね。

平気でポイ捨てすると言うのはやはりいただけません!

そういえば、私の自宅の裏は月極め駐車場で、敷地にタバコをポイ捨てされることがよくありました。

一体どういう精神構造なのか?自分の車を綺麗にするために、他人の家の敷地にタバコを捨てるというのは、ちょっと理解できません。もしそれで火事になったらと思うとゾッとします。

 

消防署に相談しましたが、ライターで火をつけるにしてもタバコを投げ捨てるにしても、理解できない精神構造の人が行うことなので、監視カメラを設置してもそれほど効果はないとのことでした。

万事休す?どうしたらいい!?

消防署の方のアドバイスに片すカスを食らったような気分ですが、監視カメラがそれ程効果が無いとしても、常識はずれの人間の仕業だとしても、手をこまねいているわけにはわけにはいきません。

専門家の意見を聞きながら、復旧と今後の対策に取り組むことになりました。

ちなみに、現在日本ではあちらこちらに監視カメラが設置されています。いざとなれば警察は犯人を捕まえることができます。ですが警察は直接家屋に火をつけるような放火でないと真剣には操作してくれないようです。

今回もボヤレベルだったので、警察は動きなし!でした。

放火された時の必要な手続き

いずれにしても、火災が起きたら消防署に対して罹(り)災届を提出する必要があります。

消防署への届け出

この届は罹災した日から10日以内に提出するようにと規定されています。

またこの罹災届を提出していると火災保険に必要な、罹災証明書を入手することができます。

記入する内容は、出火日時、場所や火災保険、建物の建築年、罹災した物品などの情報です。

私の場合は、ブロックが焼けただれ、階段も焦げました。ゴミ箱は半焼。掃除道具が全て消失しましたので、その旨を記入しました。

この罹災届を記入し、管理会社にそのPDFを送付して、管理会社の方に消防署へ提出していただきました。

現在お世話になっている管理会社は、とても融通が利いて頼りになります。

その後消防署から一度電話があり状況の説明を求められました。

聞かれた内容は、主に掃除道具やゴミ箱等の領収書の有無や価値についてでした。

消防署への届け出内容一覧
    • 罹災届の提出:出火してから10日以内
    • 記載内容
      • 住所氏名など
      • 家族構成(アパート大家なら必要ない)
      • 建物情報(建築年月)
      • 修繕改築増築などの情報
      • 建物詳細
      • 火災保険情報
      • 動産罹災物件情報

保険会社への連絡

アパートを経営しているのでしたら、火災保険に入っているでしょう。

早速保険会社に電話を入れました。お悔やみの言葉とともに、必要な書類を送付するので記入して送り返してくれとのことでした。

それほど難しい内容はなく、簡単に記入できるのですが、書類には復旧のための見積書が必要です。

なので、できるだけ早く工務店などに連絡をして見積書の作成をお願いしましょう。

火災保険の多くは、動産には適応されませんが、今回はダメ元でゴミ箱代も清掃道具も記入して提出しました。

保険会社への報告一覧
  • 事故報告書の提出
    • 出火日時
    • 届け出消防署名
    • 届け出警察署名
    • 復旧見積書
    • 事故現場写真

 

結果、担当者が気を利かせてくれて、お見舞い金などを付加して、修復の工事代はもちろんのこと、ゴミ箱代や掃除用具などの一部をカバーできるだけの保険を支払ってもらえました。

工務店とのやりとり

私の場合は現地から少し離れたところに住んでいるので、工務店さんとは電話でのやり取りでした。
このアパートを建築してくれた工務店なので設置場所等の状況はよく理解されています。

そうでない場合は、復旧させる場所の見取り図か、少なくても縦横高さを理解しておく必要があります。

今回は、焦げた階段の復旧、ゴミ置場のブロックの清掃と塗装、床の高圧洗浄、そして新しいゴミ箱の設置でした。

ゴミ箱はその場所に違和感なく設置できて、再度放火にあっても大丈夫なように全面金属製の物の見積もりを依頼しました。

アパートの放火対策

復旧についてはめどが立ちました。

後は今後どのようにして放火の被害を受けないようにするかという対策が必要です。

消防署の方に、どのようにすれば放火を防げるかと相談してみました。

消防署の方の答えは、

→ゴミ収集日の当日朝にゴミを出すようにする
→燃えやすいものを目につくところに置かない
→できるだけ死角をなくす
→防犯カメラは抑止力にはなるが、それほど効果は強くない
→残念ながら決定的な対策は無い

と言うことでした。

確かに燃えるものがないと放火される確率は格段に低くなるでしょう。

しかし、ゴミはもともとゴミ収集日の朝に出すルールになっているのですが、必ずしも全住人がルールを守ってくれるとも限りません。

防犯カメラの設置も抑止力にはなるようですが、設置台で数万円。そしてそれをエンドレスで録画し続けるというメンテナンスが必要になります。遠隔で操作できるようにするならばやはり月に1万円程度の費用はかかるでしょう。

それらを考えた上で私がとった対策は、たとえ火を投げ入れられても建物に類焼しないようにすることでした。

相手は精神的に問題がある愉快犯です。

消防署の方も防ぎようがないとおっしゃっていました。

したがって、たとえ放火されても被害が最小限で済むようにすることが、一番効果的だと言えるのでは無いでしょうか。
そのために、今回新たに購入するゴミ箱は全面が金属製でたとえ火をつけられても火が燃え広がらないもの、と言うことを最低限の基準として、見た目もかっこいいものにすることにしました。

アパート用ゴミ箱の価格は、普通に購入すれば1K 10世帯程度のアパート用でも20万円程度が相場のようです。

結構な値段です。

たとえ保険がおりるといえども、全てをカバーしてくれるわけではないのでゴミ箱の代金は安いほどいいです。

しかしネットをくまなく調べたところ、5-7万円程度で満足のいく製品があることがわかりました。

これを設置することでアパートの見栄えも良くなり、たとえ放火されても建物への類焼が防げます。

別の記事で、安くて耐久性が高く火にも耐えられるゴミ箱探しの記事をあげていますので参考にしてください。

まとめ

今回腹立たしいことに、私のアパートのゴミ箱に火がつけられ近隣住人やアパート住人、消防署の方々のお世話になることになりました。

放火なんて他人ごとだ、と思っていましたが愉快犯はいつどこでどのようなことをやらかすのか予測がつきません。

放火対策には、できるだけ建物周辺を綺麗にして死角をなくし、燃えやすいものを目につくところに出さないのが一番です。

ですがアパートの場合必ずしも全住人がルールを守ってくれるとも限りません。

そこで考えたのが火をつけられても類焼しない全面金属製のゴミ箱の設置。

外からゴミも見えず見た目もすっきりします。

10万円前後の投資で安心も買うことができるということです。

災い転じて福となすということになればいいなと思っています。

簡単にまとめますと、

放火にあった際の対応は、

消防署に届けを出す
警察署に連絡する(必ずしも届けは必要なし)
保険会社に電話を入れ、被害届書類を入手して提出
復旧のための業者から見積もりを入手
と言う流れになります。

放火の防止策としては、

燃えやすいものを外に出さないように注意する
住人にはゴミはゴミの日の朝に出すよう協力を依頼する
ゴミ箱は全面金属製のものにする
とうことになります。
以上ご参考いただければ幸いです。