米国の老舗アパレルのブルックスブラザーズが7月8日に連邦破産法11条、いわゆる民事再生法の適応を申請しました。
つまり、破産と言うことです。 新型コロナは米国の経済に多大な影響を及ぼしており、老舗のデパートも同様に破産しており、ついに私のお気に入りのBrooks Brotherまでもが破産とは!
2012年もの歴史を刻んで期滝行でさえ、破産せざるを得なくなるとは何度も無念です。
アメリカ初の既製品スーツを発売したり、形状記憶シャツを開発販売したりとファッション業界でも先鞭をつけていた企業です。
たしかに、最近は安売りのブランドが出てきて苦戦しているようでしたが、あの形状記憶シャツは他社よりもしっかりしており、着易く丈夫で、生地もバラエティーにとんでいてお気に入りでした。
というか、私のYシャツは全てBrooks Brothersの形状記憶シャツだったので、本当にショックです。あの袖元の絶妙なプリーツの取り方は安物のシャツではできませんよ。
時代の移り変わりといえばそれまでですが。世の中、いつ何が起こるかわかりません。今日と同じ生活が明日も続くという保証はどこにもないのですね。
Brooks Brothersのシャツはもう買えなくなるのか?
とはいえ、Brooks Brothersのブランドは残る見込みで、他社からの買収を受けて経営権が移るという見方で良いようです。
資本主義の世界ですから、これは仕方ないのかもしれません。日本のように中小企業の貸付には銀行が代表取締役の個人保証を付けさせて、企業が破産する時には本来有限責任であるはずの代表取締役の財産まで剥奪して路頭に迷わせることはなく、会社の経営者が変わるだけと思えば少し気も休まりますか。
そうは言っても、リストラは断行されて、不採算店は閉鎖されるでしょうし、店員さんも解雇、不人気ブランドはディスコンとなるのでしょう。
これは本来現在の経営者が前持ってやっておくべき事だったのですが、米国といえどもなかなかドラスティックなリストラ策を取るのは容易ではなく、後手に周ってしまったのでしょうか。
なかなか既存のインフラや伝統をリストラして今の流行に合わせるのは難しいし、ある意味冒険です。それをやったら「ユニクロと何が違うの?」ってことになりますからね。
先人曰く、常に人の先を走れ、けだし迷言です。後塵を拝した時点で負け組なんですね。
まとめ
そういえば、日本ではいきなりステーキがかなりやばいことになっていますが、同様にドラスティックな策を取れないと、民事再生法の適応もありえるかもしれません。
沖縄のステーキ店、やっぱりステーキがとって変わりそうですね。
先ずれば人を制す!!
遅い事は牛でも出来る!
特に中小企業の経営では肝に命じないといけませんね。経営基盤が弱いわけですから、機動力と素早い判断で切り抜けていきましょう!