タクシー自動運転の実現はいつから!?ドライバーは完全失業?

オックフォード大学オズボーン教授による10年後に無くなる職業の論文は衝撃的です。

確かにこれ無くなると思える職業もありますし、いや、これはないでしょと思う職業もあります。

様々な観点からの結論なのでしょうが、その10年後になくなる職業にタクシードライバーが入っているのです。

しかし実際のところどうなんでしょうか?

確かに最近の車は軽自動車でも自動運転機能の一部(自動停止装置)がついていますし、高級車では当たり前のように高速道路の半自動運転が可能になってきています。

一般道であっても、レバーひとつで発進から停車までアクセルやブレーキ操作がほぼ必要ないレベルに達しています。にわかに信憑性が上がってきていますね。

政府も本腰を入れているようなのでひょっとするともうすぐ実現するするかもと思っている人もいるかもしれません。

そこで本日はタクシーの自動運転導入について、その導入時期やドライバーがいらなくなる可能性についての調査結果をお届けします。

自動運転の現況

まずは自動運転技術開発の現状を見て見ましょう。

日本では、「やるじゃん日産」でCMバンバン流した日産をはじめ、トヨタやホンダも積極的に開発を進めています。

政府として2020年の自動運転タクシーの導入を掲げていますので、現在ものすごい勢いで開発を進めているところです

ZMPというロボット技術開発会社と日の丸交通は「レベル4推進研究会」を立ち上げタクシー会社自らタクシーの自動化を進めています。

レベル4というのは下のロードマップに示されているように、限定区域内ではありますが、完全自動化運転の実現を意味します。

出典:官民ITS 構想・ロードマップ2017

日産の最新自動運転車の公道テストの動画を見ますと、人がドライバー席に座っていれば、結構使えるレベルに達していますね。

では、海外勢はどうでしょうか?海外市販車メーカーでは、メルセデス、アウディーが先行しています。

メルセデスの自動運転システムを試しましたが、渋滞の時や高速道路ではすでに実用レベルです。

少しぐらいのカーブは問題なくクリアしますし、疲れが全然違います!

一般道での自動運転でも、アクセルやブレーキを踏むことはほぼ必要なくなっています。

ただし、時々自動運転が解除されて衝突しそうになることもありますし、前の車が右左折するときの挙動など、今しばらく改良が必要な状況です。

 

他には、BMWやフォルクスワーゲンも結構力を入れてきていますね。北欧のボルボも頑張っています。

面白いところでは電気自動車のテスラは結構先行しています。友人のテスラに乗せてもらいましたが、高速道路では実用レベルでした。

ですが、完全に安心できるかと言われると、まだ時間がかかるなというのが正直な印象です。

これら市販自動車メーカーも開発にしのぎを削っているのですが、注目すべきは、市販車メーカー以外の有名企業の自動運転市場への参入です。しかも、すでにほぼ実用化しています!

最注目は自動車部品メーカーの英アプティブ、自動運転技術のソフトウェア会社を約500億円で買収して、開発を加速させています。

米LyftというUberのライバル会社(米国ではUberよりLyftの方が好きっていう人も結構います!)と組んで実用化を目指しています。この動画、マジでタクシーの自動化ですよ。

次はGoogleのプロジェクト。

このビデオも見たら驚愕です!え、もう実用化できてるじゃん!ていうレベルですよね。

これ以外にも、Appleやインテルなども名をあげています。

いかがでしょうか?日本にいるとまだまだかなと思う車の自動運転技術ですが、世界ではすでに実用レベルです。

だとすると、やはりそれ程遠くない将来に日本のタクシーも自動運転になってドライバーはいらなくなるのでしょうか?

日本でのタクシー自動運転の実用はどうなる?

AutoPhotography / Pixabay

確かに、車の自動運転技術はあと数年で本当に実用に耐えうるレベルになる可能性は十分にありそうです。

技術的には車両配車システムと相まって、本当に自動化できる時代が来ることを予感させます。

冒頭でも述べましたが、日本では2020年の実用化を目指す研究会が立ち上がっています。

これは日本政府はもとよりタクシー会社も参加した研究会ですので、本気度が伺えます。

ですが、日本という規制が強く、道路も狭く、自転車道も整備されていない状況では、タクシーが完全自動運転になるにはまだまだ相当な年月がかかるのではないでしょうか。

その理由を列挙して行きます。

日本の道路事情ー安全性に疑問

日本はもともと車社会として街が設計されていません。都内でも世田谷などがいい例で、一方通行だらけでしかも道が狭い!歩行者とすれ違うには細心の注意が必要です。

そこに飛び出して来る人や自転車などを考慮すると、自動運転では安全に対応出来るようになるまでに相当時間がかかるはずです。

タクシーに乗る人は自分の自宅までとか、そのような細い道にある目的地まで連れて行ってもらえることに利便性を求めることが多いです。

ですがそこにはまだ課題が多い。となれば、自動運転が実用化されるのならまずは路線バスなどの方が先ではないでしょうか?

米国では、車道と歩道が完全に分離されていますし、そもそも車社会ですから日本とは事情が全く異なります。

そのような車社会の米国でさえ、自動運転の実験中に事故が起きています。

ウーバーテクノロジーの自動運転実験中にアリゾナ州で歩行者をはねて死亡させる事故が起きました。死亡した女性は横断歩道ではない道路で道を渡ろうとしてはねられたとのことです。

ただし、この女性は暗闇の中、車両専用道路とも言える中央分離帯のある道路を黒い服を着て横切ったとのことですので、人間が運転していても避けられたかどうかとの意見もあります。

自動運転車の事故だから注目されるのかもしれません。ですが、人の命に関わることです。

飛び出しというのはどこでも起こり得ますし、特に道路事情が悪い日本では飛び出しが無くなることはないでしょう。プロドライバーと自動運転車、どちらが安全なのでしょうか?

法的規制

世界ではほぼ当たり前になっているUberやLyftなどの自動車配車サービス。私も米国ではよく使います。正直いいますと、タクシーよりもずっと便利です。

スマホであと何分で配車されるかわかりますし、予約した車が今どこにいるのかもわかります。料金も前もってわかります。クレジットカードも現金もいりません。

このサービスが日本に導入されると、タクシー業界はおそらく壊滅状態になるはずです。

定年退職した団塊の世代が小遣い稼ぎでドライバー登録すれば、車両は結構高級車ですし、ある意味ベテランドライバーですので、安心です。一気に人気が出るでしょう。

ですが、Uberなのど配車サービスの日本での営業許可のめどは全く立っていません。タクシーの配車サービスに活用されいるに過ぎません。

それを許可すればタクシー業界が壊滅することを運輸省も理解しているからです。

もちろん、安全性の問題もあります。訓練を受けていないドライバーが事故を起こしたらどうするのかと?

同じ観点から、タクシーの自動運転もそう簡単に許可が出るとは考えづらいです。たとえ政府主導のプロジェクトであったとしても、地域限定、用途限定ということになるでしょうし、ドライバーが乗車しなくて良い状況になるには相当な時間がかかるはずです。

2020年のタクシー自動運転導入は可能か

実はタクシー業界はドライバー(運転手)不足なのです。

それなりの給与を稼げる職業なのですが、慢性的にドライバー不足になっています。

2020年東京オリンピックを迎える頃には今以上に海外からの観光客が増えます。東京に限らず、日本のあらゆる町に観光客が押し寄せることが期待されています。

日本は公共の交通網が発達していますが、やがりタクシーの利便性は捨てられません。

その意味で、限られた地域、場所で、限られたルートにおいて、自動運転のタクシーが配車される可能性は十分にあるでしょう。これこそが、技術の先端を走りたい、それを世界に示したい政府の思惑ではないでしょうか?

タクシー運転手は失業してしまうのか?

それではタクシーの運転手という仕事がなくなるのか?というと、数十年後には無くなる可能性はあるでしょう。

AIがもっと進化してレーダー技術やナビゲーションの技術と相まって、歩行者の状況があらかじめ情報として把握できるような技術は実現可能です。

自動運転車両同士が通信してお互いを制御できる技術も開発されつつあります。

想像以上にAIの進化は早いでしょう。

むしろ法整備が追いつかないのかもしれません。

カーシェアが当たり前になりつつある現在、タクシーという概念が変わりレンタカー感覚で自動運転車を使うことになるのかもしれません。

ただし、自動運転技術の進化・普及とタクシーの自動運転化は別の話です。ドライバーが自分や自分の家族の移動のために自動運転を活用する機会はますます増えるでしょう。

一方、タクシーはお客さんを乗せて安全運行する義務があるのですから、安全性ついては常に懸念が残ることになります。

米国ではテスラで高速道路を自動運転モードで走行中、中央分離帯に激突。大破炎上してドライバーが死亡する事故が発生しています。

自動運転装置を積んだ車両のドライバー席にドライバーが載っていても事故が発生したのですから、無人自動運転車両の安全性をどうやって担保するのか、これからの課題です。

安全性の問題以外にも、観光用のタクシーや介護タクシーなど、接客が必要なシーンもあります。

更に、たとえレベル4を達成しても限定地域外への走行をどうするのか?という問題もあります。

これらを考え合わせますと、

  • 自動運転の技術はますます進化する
  • 自動運転技術を搭載した車両が当たり前になる
  • 自家用車でのドライバー監視下での自動運転が一般化する
  • 路線バスなど決まったルートでの自動運転が導入される
  • 一部地域、限定ルートでの運転手添乗での自動運転タクシーが導入される
  • 技術の蓄積と法整備、道路の改善により自動化が進む
  • 特殊用途以外の自動化が終了する

このような流れるなることが予測されます。

これがどれくらいの時間軸で達成されるのかは予測不可能です。ただし、5年や10年のスパンでタクシーが全て自動化されることはあり得ないでしょうし、数十年の時間を要すると考える方が自然ではないでしょか?

結論として、向こう数十年はタクシードライバーという職業は無くならないということになるかと思います。

ただしタクシー会社がどうなるかというと別の話になります。

会社には優劣がありますし、他の業種と同じく淘汰は起こるでしょう。全てのタクシー会社がこれからの数十年安泰でいられる保証はありません。

もしあなたがタクシードライバーへの転職、あるいは現在タクシードライバーとして活躍されているのでしたら、やはり優良企業で勤務することが大事だと思います。

待遇面はもちろんのこと、将来を考えてもその会社が様々な成長戦略に投資できるかどうかは従業員、ドライバーにも大きな影響があるでしょうから。

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会社というのは中に入ってみないとわからない部分が結構ありますが、転職斡旋会社はそれぞれの企業の内情をよく知っています。

入社してから後悔しないために、ぜひ活用してみてください。

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