タクシードライバー(運転手)としての稼ぎの極意について、何本か記事を上げますのでお楽しみに!
特にこれからドライバー(運転手)として職につこうかどうかと考えているあなたに、とっておきの記事をお届けしていきます。
では最初に気になるタクシードライバー(運転手)の年収の実態を見ていきましょう。
タクシードライバー(運転手)年収の実態
平成28年度の厚生労働省によるデータです。
収入のトップ3
1位は東京で¥4,428,200
2位は千葉の¥3,877,400
3位は大阪の¥3,681,300 という結果でした。
収入の少ない順に並べてみると、31の県が年収300万円以下という結果で、最下位の大分は¥2,171,800と東京の半分以下の収入であることがわかりました。
月間労働時間を多い順で見ますと、1位福井で255時間、2位は京都248時間、3位香川が220時間、全国平均は193時間です。
ですが、収入最下位の大分は167時間と労働時間もとても少ない結果になっています。
全般的に月の労働時間は若干長めですが、隔日勤務で1日の勤務時間が長くなりますし、一回勤務の休憩時間なども含みますので、実勤労時間当たりの賃金はそれほど低いとは言えません。
厚生労働省発表資料から作表
いかがでしたでしょうか?
地方でのタクシー ドライバー(運転手)の給与は決して良いとは言えません。
全国平均332万円、こんな給料では生きていけないなって思いましたか?
でもそれ、早合点ですよ!
実は、稼いでいる人は800万円以上稼いでいます!1000万越えのドライバーもいます。
では、平均が300万円程度ってどういうことなのかということですが、タクシードライバー(運転手)は比較的年齢が上の方も多く、既に年金をもらっているような方もいて、それほどあくせく稼いでいていない人も含んでいるのです。全国平均年齢は58.9歳です。
特に年金受給者は稼ぎすぎると年金を減らされるので、定時制という枠で働いている事が多々あります。
定時制だと月に8日くらいの勤務で、通常の隔日制のドライバーの2/3位の給与になります。
これが、年収の平均を下げている一つの要因です。
他には本当に給与が低い会社もありますし、地方に行くとそれこそどんなに頑張っても大きく稼げないという事実もあります。
また、会社によって稼ぎが全く違ってくるというのは事実です。
ついつい自分の家の近くの会社という理由で会社を選んでしまうかもしれませんが、会社は安易に決めないでよくよく調べてから入社してくださいね。
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まともな会社に入って、まともに走らせていれば、平均の300万円強を下回ることは考えられないですし、東京でしたら400万円を下回ることもまずないでしょう。
そういう意味では、下手なブラック企業で働いてストレス溜めるよりもよっぽと待遇がいい仕事と考えていいのではないでしょうか?
これでタクシー運転手の年収の状況ははわかりましたが、それではどうすればあなたの年収をもっと上げられるのでしょうか?
どうせやるなら高レベルの年収を
タクシーに乗ってドライバーさんにお話を聞くと、「家にいても嫁さんに邪魔者扱いされるだけだし、特に趣味もないし、タクシードライバーは人付き合いもいらないので気楽でいい仕事ですよ」という年配のドライバーさん結構います!
これはこれでありですよね、その会社がそれでOKで本人も満足なんですから。
一方で、比較的若くてガンガン頑張っているドライバーさんもいます。稼いでやるぜ!というオーラが出ているかどうかは人によって違いますが。
タクシードライバー(運転手)って歩合制ですから、要領を覚えて、頑張ればそれにつれて給料を上げられるのです。何も会社で No.1になる必要はないです。
やり方を学んで努力すれば年収500万円は決して不可能な数字ではないですよ。
タクシードライバー(運転手)の収益はどうしてあげる?
簡単なことですが、タクシードライバーの収益は、
客数 x 客単価 x 乗務日数で決まってしまいます。
当たり前ですね。
乗務日数は会社の規定で決まっていますね。減らすことはできても増やすことは基本的にできません。
残りは客数と、客単価ですね。
効率を考えれば、客単価を上げれば良いことになりますので、ベテランほど、客単価が高くなりそうな場所で客を取ろうとします。
つまり長距離乗っていただけるお客さんがいそうなところで商売する事ですね。
客単価を上げることができれば、びっくりするくらい売り上げが上がるのです。
では、客単価を上げるにはどうすればよいか、これは別のページにてお知らせします。
客単価が高いと効率が上がるので、長距離のお客さんばかりを乗せたいと思うのは山々ですが、なかなか思うようにいかないのも事実です。
なので効率は悪いですが、結局は客数を稼いで収益を上げるってことになりますが、、、、
「それができるのなら苦労しないわ!」
ということになりますよね。
実際には、むやみやたらに走っても客が取れず、ターミナルやホテルの近くで客待ちしすることになる。
確かに、待っていれば確実にお客さんを乗せられますから、空振り(コケル)の恐怖からは解放されるでしょう。歩合制の給与体系ですからコケるのは怖いですからね。
ところで、タクシーの燃料代はほぼ全ての会社で、会社負担です。ですから頑張って走り回って燃料使ってでもお客をつければ自分の稼ぎになります。(それを禁止して無線による客付に制御している会社もあります)
なので、ほとんどタクシードライバー(運転手)は流しにと付け待ちといわれる方法を併せてで客を乗せようとしますが、タクシー乗り場での付け待ちですと平均レベルの収入しか期待できないことになります。
当然ですよね?人と同じことをしているのですから。
人より稼ぐためには人と違うことをしなければなりません。
でも、やみくもに流しても労力ばっかり使って徒労に終わる。
特に初心者の場合どこでどうやれば稼げるのか全く経験がないのですから、他のタクシーが客を待っている場所で並ぶことから始める人もいますし、とにかく自分の土地勘のある場所で仕事をしようとします。
ですが、この方法で始めてしまうと、いつまでたっても稼げるドライバーにはならないのです。
何事も最初が肝心。
トップレベルドライバーになってしまえば、後はそれがルーティンになるのですから、最初はたくさん勉強して、稼げる方法を覚えてくださいね。
タクシードライバー(運転手)が年収を増やす4つのステップ
Step1 とにかく道を覚えよう!!
もう一度! 道を覚えよう!!(くどい!)
タクシードライバーってプロのドライバー(運転手)ですよ。道知らなければ話になりません。という落ちではありません。
道を覚えるのは当然のことですが、行き先については最近はナビはとても優秀なのです。「ナビ使っていいですか?」と言って嫌がられる事はまずないでしょう。
お客さんもナビを見ていれば遠回りされる心配もないので両者よしです。渋滞も避けられますからね!
ですが、お客さんを乗せる目的ではなく、道を覚える目的で走って、さらに、慣れてきたらナビが案内するのではない、もっと効率的な近道などを覚えていきましょう。
これが後々プロドライバー(運転手)としての効率性をグーンと高めますよ!
(お客さんに信頼されると、指名してもらうこともできるのです!)
Step2 流しで効率よくお客さんを拾える場所がどこなのか?
タクシーを拾うお客さんって、ランダムじゃないですよ。時間帯と場所があります。
たまたま街を走っていて乗車いただくこともあるでしょうが、それはやはりたまたまなんです。偶然ですから、再現性がきわめて低い。
ですから、
- あの病院の何時くらいは、受診帰りの老人が多いとか、
- この時間帯のあの通りは流していても拾える確率が高いとか、
- 夜の繁華街のこの時間帯のあの場所が狙い目だとか、
- 駅から駅の間とか、
- バス便の町とか
それらを身を持って知ることが収益アップへの近道です。
そんなの、「当たり前じゃ」というベテランのドライバーさんすみません。
これ初心者向けのコラムですので、勘弁してください。でも、本当のことですよね?
Step3 高効率の付け待ち場所を知れ
そうはいっても、流してお客さんを乗せるのは偶然に頼っていますから、当たり外れがあって当然です。
長年の勘で、、、ということになると初心者はつらい!
ということで、どうしても付け待ちは避けて通れません。ですがありきたりの場所では人と同じ。付け待ちも効率のよい場所と時間がありますから、やみくもに並んではいけませんよ。
できれば、並んで10分程度で乗車いただける場所に行きたいですね。そのような場所をできるだけ多く知っていることが高収益の秘訣になります。
お客さんを乗せて、降ろして、次のつけ待ちの場所まで行く、その際最短で行ける場所ではなく、「この時間で効率の良い付け待ち場で最短で行ける場所」に行く。
これがベテランドライバー(運転手)のパターンです。
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Step4 これ、裏技ですが収入アップ間違いなしです
あなたが本当に稼ぎたいと思っているのでしたら、先輩に頼ってみてください。
ここまで書いたことを既に実践して経験しているのが先輩ドライバー(運転手)です。
そんなこと聞いたら怒られるかも?なんて臆病風吹かせていないで、果敢にチャレンジ!
「先輩、付け待ちのいい場所教えてください!」いいづらいかもしれませんが、頼られた先輩もまんざら悪い気持ちはしません。
親切に教えてくれる先輩もいるんですよ!
「お前、俺の縄張りで商売するつもりか?」と凄まれることもあるそうですが、それって雰囲気で最初からわかりますよね、この人に聞いちゃダメだって。
タクシー会社の中にも外にも、稼いでいる人は自分の縄張りや、穴場を持っています。そこで待っていると追い出されることもあると聞きます。
ですが、やっぱり穴場の付け待ちが一番効率がいいんですよね。ダメ元でチャレンジ!
それができなきゃ、自分で探すしかない。でも考えれば結構答え出ますよ!
まとめ
タクシードライバー(運転手)になると、どうしても自分の得意な場所ができてしまいますし、それを外した場合にコケるんじゃないかと不安になったり、或いは怠け心が出てしまったり。
しかし、トップレベルのドライバーは800万円以上稼いでいることを忘れないで、工夫すれば間違いなく収入もアップして安定してくるのがタクシードライバーという仕事です。
俺にも、私にもできるかなと思っているあなた、チャレンジしてみてはいかがでしょう?
地方から東京に出てきてタクシードライバー(運転手)になる人には寮が完備されている会社もあります。
でも、くれぐれもブラック企業には気をつくてくださいね!