タクシーの運転手をやるならやはり都会ががいいですね!地方よりも年収が高いです。(物価も高いですが)
他の記事でも詳細に記していますが、東京でのタクシー運転手の年収は400万円を軽く超え、800万円いや1000万円だって狙えます。
しかし、どの会社に入っても同じではありません。
会社によって稼ぎは随分と違ってきますよ。今回は東京を例にとって調査してみました。他の都市でも同じことが言えると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
東京のタクシー事情
平成25年時点の関東運輸局の調べによる東京のタクシー法人の状況です。
西多摩交通圏=8事業者、209台
北多摩交通圏=40事業者、1924台
特別区・武三交通圏=357事業者、45723台
南多摩交通圏=25事業者、1514台
島地区=39事業者、77台
合計=469事業者、49447台(法人=30924台、左記はハイヤー、個人を含む)
実は、平成14年にタクシーの数量規制が廃止され、参入障壁の低下で多くの業者が参入してタクシー台数自体が激増したのがこの頃です。
競争原理導入により市場が活性化されるとの見通しでなされた規制緩和でしたが、結果としてはタクシーの数だけが増え、功を奏さないことが明らかになりました。
その後平成20年に供給抑制策、平成26年にも改正タクシー特別措置法が施行され、業者数とタクシー台数そのものが抑制されてきています。
平成20年の37,671台をピークに平成25年には30,924台にまで減少しています。
今後、観光客の増加や介護タクシーなどの普及により減少傾向には歯止めががかかると予測されていますが、やはり資本力に勝る大手が有利な市場と見るべきでしょう。
収入アップ狙いの転職・就職なら大手4社は外せない!
東京では大手4社と言われるタクシー会社があります。
この中では、日本交通が収入が高いと評判です。続いて国際自動車という報告が多いです。
日本交通
自社保有台数=提携を含む総保有数=4500台
専用乗り場=35箇所
国際自動車
自社保有台数=提携を含む総保有数=3521台
専用乗り場=22箇所
大和自動車
自社保有台数=提携を含む総保有数=2472台
専用乗り場=数箇所
帝都自動車
自社保有台数=提携を含む総保有数=1516台
専用乗り場=3箇所
これらの4社が年収が良いとは言われいますが、ではこれら4大会社がなぜおすすめなのかを調べてみました。
共通チケットの力
これら4社には共通のタクシーチケットがあります。この力は圧倒的です。何しろ4社全体での保有代数が多いので、4社共有のチケットであればお客様にお渡ししても、タクシーが拾えなかったという苦情がほぼありませんので、安心できます。
タクシーチケットを使う人というのは会社の重役や接待の受け手側が殆どですので、長距離も多いです。必然と収入も多くなります。
クレジットカード会社の発行するタクシーチケットや、タクシー専門のキャブカードでもこの4社を使用できますので、ますます4社が強くなるのです。
専用乗り場の力
専用乗り場は、乗車確率が高く、上客のいる場所に設置されています。
東京ミッドタウンや泉ガーデン、有名ホテルや病院などです。
基本的に他の会社のタクシーは入れませんので、独占です。日本交通ではダントツの35箇所を確保しています。日本交通の運転手の収入が他の会社よりも高くなっている要因の一つでしょう。
法人契約と無線の力
タクシーチケットとも重複しますが、法人契約の数も多いのが4大タクシーの特徴です。
無線での配車もやはり指名いただく機会が多いことと合間って乗車率を高めます。ブランド力、信頼の力というべきでしょうか。
タクシーチケットの力、法人契約や無線の力、専用乗り場の力は個人ではどうしよもありません。これらが有利に働くことは間違いないでしょう。
諦めないで!4大タクシー会社以外の選択肢でも稼げます
それでは、4大タクシー会社に入れなければ稼げないのか?と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
確かに、上記のように自分の力ではない部分を4大会社は提供してくれます。ですが同時に社内での競争も激しくなりますし、入社も簡単ではないでしょう。さらに下記のような声もあります。
日本交通・KMは4社大手のトップ&№2であるので乗り場や無線が多い事もあり稼ぎやすい部分があります(黒車両なら稼ぎやすいが3年間は黄色)。
ただその反面デメリットとしてはリーディングカンパニーであるが故に従業員教育が厳しくモニター調査と言って会社関係者が客のふりしてドライバーの監視チェックをしたり、帰庫遅れは禁止だし帰庫後は班長のミーティングがあったり、速度も60以上出せないから他社にかまされお客さんをとられまくるし、迎車の時はお客さんが出てくるまで車外で待たないとダメだし、有給は2年くらいはくれないし、アイドリングストップしなければいけないので夏の暑い日や冬の寒いなんて最悪だしその他いろいろ規則・管理が厳しいです。
お客さんの目線から言えば日交は選ばれるかもしれないですがドライバー目線から見た時はそんな管理・支配された職場だと窮屈に感じる方も多いと思います。東京都内は流し営業でも十分通用する区域なので乗り場や無線など一切なくてもちょっと頑張って走ればそれほど運収に差は出ないです。
=Yahoo知恵袋より
確かに日本交通など大手は収入が多い分、規則も厳しく窮屈な部分もあるようですね。
タクシー運転手の声としては、日本交通と国際はトップを争っていて業界リーダーの自負の元規則も厳しめ。
大和、帝都になると若干緩くなる。準大手はもうしこしまったりしているという感じです。
最終的にはあなたがタクシー会社について何を求めるのかをしっかり認識して会社を選ぶべきです。
都内23区であれば大手に勤めなくても、準大手と言われる会社であれば遜色ないレベルで稼げるとの報告の方が多いです。
まとめ
- 大手タクシー会社は稼ぎやすいし収入も高くなる傾向がある
- 大手は規則も厳しく入社も厳しい。
- 準大手でも大手と遜色ないレベルの収入は可能
- 福利厚生や手当などを調査してから会社を決めたい
タクシーの勤務時間は早朝から翌早朝までということが多いので、大手でも準大手でも、自宅から自転車で通えて福利厚生もしっかりしている会社なら狙い目ですね。
会社選びに迷ったら、あなたの希望の会社を斡旋してくれるエージェントに申し込んでみてください。