JVCのXXというシリーズに新たに完全ワイヤレス Bluetooth イヤホンが発売されました。
iPhoneがイヤホンジャックをなくしたので、否応無くBluetooth イヤホンの需要が高まってきています。
実は、今回この製品を導入するにあたり、Amazonで製品を物色していて、中国製の六千円程度の物をほぼ注文!というところまで行っていました。
Amazon’s Choiceのその製品は
- Bluetooth 5.0進化版
- 72時間連続駆動→これは嘘。よく説明を読むと連続駆動時間は4時間でした。
- IPX7完全防水
と、スペックは最高で、口コミも悪くない。
ですが、どうしても一歩踏み出せない自分がいました(笑)たかが六千円、されど六千円ですね。
それに、どうしても音質に不安があり、それをぬぐい切れなかったのです。アマゾンのレビューは「さくら」も結構ありますからね。あまりにレビューは多いのは却って疑問。
で、たどり着いたのが、JVCのHA-XC70BT。
この製品にしてもMade in Chinaですが、品質保証はJVC、しかも評判の高いXXシリーズですからね!
今回、JVCのHA-XC70BTの外観から、ペアリング、音質、そしてイヤーチップの交換まで、徹底レビューです。
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で早速購入、HA-XC70BT-Rが届きました
では、開封して行きましょう。
まずは、外箱の表、JVCのイメージカラーである赤がひときわ目立ちます。
今回発注したのは、HA-HC70BT-Rというほんの少し赤色が外観部分に刺されている対応です。
わたし的には、真っ黒よりも、ほとんど気づかないくらいのこの赤の使い方は堪りません!
続いて箱の裏側です。
HA-XC70BTのスペックについて
スペックはこの裏側に全て書かれていますね。
- エクスリームディープパスポートによる重低音サラウンド
- より重厚な重低音サラウンドを再現するバスブースト機能
- 衝撃を吸収するラバープロテクター
- 安定した通信を可能にするアンテナ構造
- 音声アシスタント対応
- 専用アプリ対応(JVC Headphones Manager)
- 約12時間の長時間再生(本体3時間+充電ケース9時間)
- 再生/一時停止などリモート操作&ハンズフリー通話可能
んーん、なかなかのスペックです。
特に重低音を意識した設計のようです。
Bluetoothイヤホンは沢山ありますが、安いものはやはりスカスカな音質で特に重低音は期待できません。
音を聴くのが楽しみです!
また、Bluetoothもメーカーによってはブツブツと切れてとても音楽を楽しめる状況ではなくなってしまいます。
今回新設計の「安定した通信を可能にするアンテナ構造」には個人的にとても期待しています!
次は、いよいよ本体と充電ケースのご登場です。
噂通り、マット感のある黒で、「タフ!」という言葉が似合いそうな製品の仕上がりです。
今回はRedバージョンですが、期待したのと違わず、嫌味なしに差し色としての赤が冴えます。
充電ケースの注意点
はやる気持ちを抑えて、まずは充電ケースから。
わたし、美味しいものは後においておくタイプなんです。
底辺部分を回して、Lock-Openを切り替えます。
LとRの充電収納部があわられました。
Lockがかっちりとかかりますので、知らない間に開いて、イヤホンセットを紛失することはなさそうです。
このケースに補助バッテリーが内蔵されています。
本体外観はタフで粋なしゃれたやつ
さて、いよいよ本体です。
噂に違わず、タフそうなボディーです。重さは感じません。
両方のイヤホンにスイッチがついていますが、これは正直ちょっと押しにくいですね。
タフさを優先して全身をラバーで覆ったためでしょうか?
しかし、これであれば、誤って落下させても車に轢かれなければ大丈夫かな、と思える感じです。(笑)
今回差し色に赤が入っているので、とても粋です。いやらしく主張することもなく、おしゃれな感じが気に入りました。
次に説明書と付属品
USB充電のためのコードと簡易説明書、それからサイズ違いのイヤーピースが付属じています。
簡易説明書はこちらからダウンロードしていただけます。
[wpdm_package id=’3668′]
詳しい説明書としてはこちらのWEB説明書を参考にするように書かれています。
さて、開封の儀は無事終了し、あとは不良品でないことを祈り(JVCなのでその確率は低いはずですが、、、)接続、試聴に移ります。
おっとその前に、この製品のスペックとは関係ないのですが、この製品には東京海上日動の動産保険が自動で付帯しています。
購入後一年以内であれば落として破損したり、水没させてしまったり、はたまた無くしてしまっても保証対象になり、五千円の負担で新品に交換してもらえます。
このような書類は大切に保管しておくべきでしょうが、いざとなった時に限って、「あれ?どこ行った!?」となるものです(私の場合)。ですので、ここにダウンロードできるようにしておきました。
[wpdm_package id=’3673′]
さて、それではいよいよHA-XC70BTのペアリングです
一旦イヤホン本体を充電ケースに収納します。
愛機のスマホ(わたしはiPhone)のBluetoothがオンになっていることを確認して、充電ケースからイヤホンを取り出すと自動で電源が入り、Bluetooth機器を探し出します。
スマホを確認すると数秒後に、「JVC-HA-XC70BT」が現れますので、それをクリックすれば終わり。あっけなくペアリング終了しました。
ペアリングがうまくいかない場合は、上記を繰り返しましょう。
それでもうまくいかない場合は、こちらのWEB説明書を参考にしてください。
ちなみに、iPhoneでは求められませんでしたが、MACに接続するときにはPINコードを求められました。PINコードは「0000」です。
また、私の場合、左用と右用を間違えて、「右用」で一所懸命操作して、繋がらないと焦りましたので、ご注意ください。
さらに、二代目のBluetooth機器と接続する場合は、上記と同じ手順で充電ケースからイヤホンを取り出し、左のイヤホンのスイッチを1秒押して、離すとBluetooth機器に「JVC-HA-XC70BT」が現れますので、それをクリックすればペアリング終了です。
HA-XC70BTの装着方法
さて、無事愛機のiPhoneと繋がったところで、試聴と行きたいとこですが、いかんせん新製品、どうやって装着して良いかわかりません。
四苦八苦して試してみましたが、どうもそれでいいのかよくわかりません。JVCのWeb説明書にも書いてありません。
結局いくつかのBlogを参考に調べてみると、下記のように装着するのですね。
- まず、本体の「XX」の文字が耳に対して縦(頭から足に向いている)になるようにして耳に差し込みます。
- その後イヤホンをくるっと後ろの方に回して、水平近くになるようにする。(耳が小さい人は無理しないでできるところまで)
- イヤホンを耳でしっかりとホールドするという感じです。ただ指しているということではないんですね。
これで、安定して装着できています。
いや何より、おかしな装着方法で外を歩いているとカッコ悪いですからね(笑)
JVC Headphones Managerのダウンロード
おい、まだ試聴しないのかい!と言われそうですが、この機種の醍醐味が重低音の再生にあるのであれば、このソフトウェアをダウンロードしないわけには行きません。
というか、この製品を買うと決めたら、先にインストールしちゃいますよね。私は到着1日前にはインストールしていました!
このアプリから、WEB説明書にアクセスできるで、便利です。
公式にはiOS11までのサポートと書かれていますが、私のiPhone iOS 12.0でも問題なく動いています。
ちなみに、このアプリがなくてもバスブースト機能は本体で操作できます。
WEB説明書には、下記のように書かれています。
ですが、アプリの方が操作は簡単ではあります。
サウンドモード切替
LRどちらかのをすばやく3回押します。
FLAT BASS FLAT
FLAT時に「ピッ」、BASS時に「ピピッ」と、Lから鳴ります
いよいよHA-XC70BTの試聴
いよいよHA-XC70BTの試聴です。
耳に装着して、Bluetoothに繋がっていることを確認して、お気に入りの音楽を!
ズン!おお、なかなかの音です。
軽さは微塵も感じられません。
これまで使っていたワイヤードのイヤホンと遜色ない音色。
いやむしろ、ボーカルや高音はより澄んで聞こえます。
どこかのブログで書かれているドンシャリではありません。
とても澄んだ音色で、女性ボーカルの声がとても心地よく聞こえます。
さて、肝心の低音ですが、超重低音の迫力と表現するには力不足でしょうが、個人的には十分な迫力です。この小さな筐体から発せられる音として十分でしょう。
もともと私はヘビーな音楽を聴くわけではないので、その辺りの音楽の志向の方の参考にはならないかもしれません。
ですが、Bluetoothのイヤホンタイプでこの音ならば、文句を言う人はいないのではないかと思えます。(個人的感想です)
MACに繋いで、NetFlixで映画を一本見ましたが、なかなかの迫力で映画に集中できました。映画って重低音重視ですからね。
HA-XC70BTのBluetooth性能
この製品のBluetoothはVer. 4.2です。最新のVer. 5.0ではないことは少し残念ですが。なぜかBluetoothは、それを搭載してるメーカー・製品によって接続能力は結構違ってきます。
この製品は、新設計のアンテナを搭載していると謳っているだけあって、これまでの試聴で途切れはありません。
電車や街中でも途切れることなく、良質な音楽を流し続くれてくれました。その意味では合格点をあげられると思います。
時々、装着最初に左耳(メイン)からだけしか聞こえなことがありますが、右のイヤホンのスイッチボタンを2〜3秒長押しをすると、問題なく繋がります。
距離は、Bluetooth機器と約10m離れても問題なく繋がっていましたので、日常生活では不自由しないでしょう。
イヤホンチップの換装
さてこのイヤホンを購入した一番の理由は音質でした。
ノーマルのままでも十分良い大人のですが、やはり最大限のポテンシャルを引き出したいと考えるのは至極当然のこと。
コンプライ T 400シリーズの M サイズ
そこでまず自宅に保管してあったコンプライ T 400シリーズの M サイズを装着してみました。
このコンプライのTシリーズは、低反発ウレタンを使用しています。
耳に装着していても痛みを感じることがなく、遮音性にも優れ重宝しているイヤホンチップです。
欠点は必ずしも、重低音を強調してくれるものではないこと。
それから、 しばらく使用しているとへたってくることでしょう。
最近中国製で似たような低反発ウレタン製のイヤホンチップが販売されていますが、あれはこの正規品よりももっと早く劣化してしまいます。
さて今回このコンプライ T400シリーズ に換装して音を聴いてみました。
残念ながら、 私が感じたHA-XC70BTの中高音の澄んだ音が生きていません。
さらにさらに残念なことは低音さえも、殺されている感じがします。
耳への装着感は格段に良くなり全く痛みを感じないのですが、肝心の音質がこれでは使い物になりません。
コンプライ T400シリーズコンプライ T400シリーズ は優れた製品ですが、少なくともHA-XC70BTとの相性はあまり良くないようです。
ただし、このコンプライ T400シリーズ、自宅で未使用で保管してあったとはいえ、随分前の製品です。
このような製品に賞味期限があるのかどうかはわかりませんが、低反発ウレタンを使用しているということから、その点を差し引いて考える必要があるかもしれません。
SONYスペアイヤーピース EP-EX11M Mサイズ
次に試したのが音質改善をするということで有名なソニーのスペアイヤーピース。 EP EX 11Mです。
この製品は四つ入りで価格も500円程度と安く大変おすすめの製品です。
HA-XC70BTにも問題なく装着できます。
さて、
肝心の音質ですがどのように変わったでしょうか?
あくまで個人的な感想ですが、感動ものです!
たった〜1000円の投資で、 高音も中域も冴え渡り、特に最も期待していた重低音が響き渡ります。
思わずニヤリとしてしまいます。
また耳への装着感も非常にソフトな当たりです。
まだ長時間の視聴は行っていませんが、感覚としてはオリジナルのものよりも耳が痛くなる可能性は低いと思います。
いつも思いますが、どのメーカーも折角良いイヤホンを作ったのなら、イヤーチップにももう少しだけ力を入れればいいのにと思います。
しかし一方で、今回のように自分で好みのイヤーチップに換装するという楽しみもあっていいかもしれませんね。
オススメの追加投資です(笑)
私はいつもAmazonで購入するのですが、この製品は抱き合わせて他の製品と合わせて2000円以上の購入でないで注文できません。
なので、今回は楽天で。送料込みで、771円です。しばらくオリジナルで楽しんで、当品の到着を待つと言うのはいかがでしょう?
近くに家電量販店があって、在庫があれば500円ほどで入手できますよ。
まとめ
今回、悩みに悩んで、HA-XC70BTを購入しました。アマゾンお薦めの中国メーカー品やSoftbankオリジナルの製品も候補に入れましたが、結局一番高いHA-XC70BTになりました。
決め手は、そのデザイン、JVCと言うメーカーへの信頼性、Bluetooth Ver4.2にもかかわらずほとんど切れないといわれる通信能力。
そしてなりより、どこでも絶賛されている重低音を重視した音質。音質が悪いと、音楽を聞いていても疲れるし、重低音があまりに物足りないと、乗ってきませんからね。
私の場合、SONY EP-EX11Mというイヤーピースに換装することで最大限のポテンシャルを引き出しています。(音質に関しては個人の感想です)
Redは価格も14000円を切ることも。Blackは14600円程度ですね。これから年末にかけて値が下がるのか、人気が出て変わらずか、いずれにせよクリスマス商戦の目玉になりそうですね。