外壁塗装の見積もり|業者選びや相場、時間などを徹底解説

住まい
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我が家も既に築15年となりました。

特に雨漏りがあるとかひび割れたとかはありませんが、そろそろ外壁や屋根は塗装した方が結局は安くつきそうなので、早速見積もり開始です。

15年以上メンテナンスしないと、壁や屋根が劣化して、塗装だけでは済まなくなったり、塗装しても長く持たなくなるそうです。

我が家は注文住宅ではなく、どこにでもあるサイディングボード、スレート葺きの一戸建て建売住宅です。

特に壁や屋根にこだわりがあるわけでもありません。

それでもせっかく外壁や屋根を塗装するのならば、値段が安いことはもちろんのこと気に入った色や柄の塗装にしてもらいたいものです。

そこでネットを使って業者を選択、数社の業者さんと面談して見積もり発注まで行いました。

戸建ての外壁塗装は塗料の種類がごまんとあるのでなかなか相場がつかみにくいですよね。

いったいどこと契約したらいいのかよくわからん!

 

ちなみに、我が家は建坪96平米で、見積価格は、

108万円〜145万円と業者によって大きな開きがありました。これは、ペンキのレベルを揃えた上での比較です。

算出した数社の平均見積もりは、120万円程度でした。(屋根塗装を含む)

今回の記事を参考にすれば、安くて良い業者に発注できますよ。

ちなみに私は複数棟を有する不動産投資家なので、ある程度知識は有しています。

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ネットを使った外壁塗装業者選択方法

最近わが家のポストには、外壁塗装業者からのチラシがちょくちょく投函されていました。
このようなチラシは詳しく読み気にならないのです。なぜですかね?

チラシを撒くだけでもそれなりに経費がかかっているわけですから。その分価格に跳ね返りますよね。

今回発注した業者に聞いた、気をつけたい勧誘の内容を参考のために記しておきます。

下記が複数当てはまる業者は避けた方がいいとのことでした。

期間限定価格
モニター価格
地域限定先着◯名様特別価格
チョーキングが出ているとか、屋根の塗装が剥げて危ない、と危機感を煽る
相場より安すぎる価格の提示
値引き額が大きい(元々を高く設定しているだけのことが多い)
オリジナル塗料の使用(オリジナル塗装の場合、その品質が検証できません)
築年数が10年以上経っているのにクリア塗装を勧めてくる

 

私は、この発注に至るまでに、ネット検索で複数の業者とコンタクトしました。

入れたキーワードは、

外壁 塗装 価格 住んでいる地域名
外壁 塗装 見積もり 住んでいる地域名
外壁 塗装 シミュレーション 住んでいる地域名

これで検索をかけると、ズラーと業者が記事が出てきます。

選択方法の要点を記します。

外壁塗装の広告を出している業者のページ

検索の最初の方には、業者の広告ページが出ています。

広告を出している業者は積極的な営業をしているので、一回は見てみる価値はあります。

見るポイントは、記事の内容がしっかりしているか?施工例が載っているか?参考価格が載っているか?リング切れがないか?でいいと思います。

気になる業者のページがあればのちにコンタクトするためにお気に入りに入れおきましょう。

外壁塗装、その場でわかるオンライン見積もりには注意を!

簡単3分で見積もりが分かりますとか、その場で見積もり結果がでます。などと謳っているページがいくつもあります。

10問程度の質問に答えていくと、ほぼ間違いなくメールアドレスや住所を記入して送信するように促され、がっかりするでしょう。その場で価格が提示されることはまずありません。

そのサイトの内容が気にいって送信するのならば問題ありません。しかしただ単に見積金額が欲しいというだけでは、後々不必要な業者からコンタクトされることになるので、避けた方が良いでしょう。

 

私は、気にいった一括見積もりサイトがあったので、そこに必要事項を記入して見積もりを依頼しました。数時間後にサイト運営会社からメールの返信があり、空き時間調整ののち、3社の訪問を受けることになりました。

 

自分で気になった業者にコンタクト

塗装業者はたくさんありますが、自分の住んでいる地域を検索キーワードにして検索をするとある程度業者をしぼれます。

それらのホームページを見てみると少なくともホームページの出来具合はわかります。

その業者さんの施工例や、施工金額、特徴などから気になる業者さんにコンタクトすることになります。

私は、これで気になった業者さん2社に直接コンタクトしました。

やる気のある業者さんはレスポンスが極めて早いです。小気味よくやりとりして、見積もり訪問は翌日の日曜日、結局この業者さんに発注することになりました。

外壁塗装業者の面談はこんな感じ|業者によってずいぶん違いますね

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面談した塗装業者さんは、結局5社になりました。

見積もりの方法は業者さんによってそれぞれです。

見積もりに要した時間は、最短で5分、最長で1時間でした。

最も早い業者さんはものの5分で終了しました。 訪問頂いて、自宅の立面図をお渡しして、おすすめの塗装について数分説明があり、その日は終わり。一週間程度で見積もりが郵送されてきました。

最も時間がかかった業者さんは、1時間ほど時間がかかりました。

最初にその会社の紹介、得意とする塗装方法についての説明、屋根の塗料についての説明。その後実際に家屋のサイズを測り、写真を撮って終了でした。

みなさん熱心に説明されていましたが、基本はそれほど大差ないなという感想です。

某業社さんは「JAXAと組んだ塗料を屋根の塗装に独占的に使えることが特徴」とのことで、遮熱性の高さを強調していました。これには少し心が揺れましたね。

しかし、外壁の塗装については、UVプロテクトクリヤーシリーズをしきりに勧められました。

我が家のサイディングボードはエンボス加工で濃淡があるので、それを生かすにはクリアが良いとのことでした。

サイディングボードの柄を生かすペイントとは?

サイディングボード

確かに、一色で塗りつぶすとのっぺりして安っぽくなってしまいますので、クリアー仕上げ、これは一つのオプションになり得ます。

しかも、UVプロテクトクリヤーシリーズは日本ペイント開発の優れた製品のようです。

ただし、やはりこれはあまりお勧めできない塗料?のようです。

UVプロテクトクリヤーシリーズのメリットとデメリット

この製品は、塗料というよりも、クリアラッカーのようなものです。 つまりコーティング剤です。

まずはメリットから見ていきます。

 

UVプロテクトクリヤーシリーズのメリット

光沢もあり、現在のサイディングボードの柄を活かせます。

UVに強く、雨で汚れが浮き上がり流れます。

塗料の単価は若干高いですが、2度塗りなので通常の塗装より一回工程が少なく、工賃が安く済みます。結果、中レベルの塗料と同じ程度の施工費用でまかなえます。

 

では次はデメリットです。これについて書かれている記事はほとんどありませんね。

UVプロテクトクリヤーシリーズのデメリット

これは塗装というよりもコーティングですので、壁を守る力は比較的弱いようです。

最も弱い点は、耐水性が低いこと。

さらに、シーリング(サイディングボード間の隙間を埋める材料)には塗れません。したがって、シーリングは保護できません。

耐用年数も10年程度と長くありません。実際には7年程度が限界という話も。

巷では、築10年以下の壁に適しており、それ以上のものにはあまりお勧めできないことがデメリットだと書かれています。

 

外壁塗装5社の見積もり

5社のうち最高値と、最安値の業者さんの見積もりを記します。

外壁はエスケープレミアムシリコン或いはそれの同等品を塗った上に、サイディングボードの模様を塗る2色塗りを施します。

サイディングボードの模様を生かすには、クリア塗料を選択するか2色塗りにするしかありません。しかし2色塗りをできる職人さんは限られているため、全ての業者が対応できるわけではありません。また2色塗りの場合、基本塗料の料金に平米あたり2000円程度追加の費用がかかります。

屋根は、スーパーシャネツサーモSi

これに揃えて見積もりをお願いしました。

最高値 最安値
外壁塗装 1,173,400 842,650
屋根塗装 244,950 239,100
諸経費 35,000 0
合計 1,453,350 1,081,750

ご覧の通り、材料が同じか同等のものなのに、見積額にはずいぶん違いがありました。

安い業者は職人の腕が悪かったり、場合によっては塗料を薄めて使う悪徳業者が存在するとの話も聞きます。

悪徳業者位対する対する対策

どこにでも悪徳業者は存在します。困ったことにそういう業者ほど対応が丁寧だったりして事前に見破ることが難しそうです。

対策としては、

職人については、アルバイトの人とかは使いませんよね?と聞けば済みます。バイトを使うなら避けたほうがいいでしょう。

塗料については、使用塗料の量の概算を聞けば、薄めて使うかどうかがわかるはずです。できれば見積書に記載してもらいましょう。

結局どうすればいいのか?

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結局私は、価格では下から二番目の業者さんに発注しました。

 

 

選考基準は下記の通り

質問などへのレスポンスが早い

見積もり提出までの時間が早い

説明が丁寧

零細企業ではない

営業担当以外に、色を相談できる専門社員を有している

 

塗装専門業者の場合、塗装職人だけで営業から見積もり、契約、色の決定、施工、全てを賄っているところもあります。それが悪いわけではありませんよ。

それによって若干(数万円)安くなることもあります。

しかし、壁は一度塗れば10年から15年はそのままなので、しっかりと相談できて後悔しないように、それなりの適材適所を確保している会社をお勧めしたいと思います。もちろん、何も相談することがない場合は、職人さんにお任せでもいいとは思いますが。

まとめ

同じような材料を使った見積もりをもらえる事は滅多にありません。それぞれの業者さんが独自の提案をしてきます。

また見積もりの書式もまちまちで、横並びで業者さんを比較することが困難でした。

足場の料金や、養生代などをいちいち比較する必要はありません。

材料を揃えて比較すれば、業者間の価格比較ができると思いますので、見積もりを依頼する場合は、塗料を指定することをお勧めします。

方法としては、まず一社に見積もりを依頼、そこで気に入ったプランの材料で二社目以降に見積もりを依頼すれば良いと思います。

今回お願いしたエスケープレミアムシリコンとスーパーシャネツサーモSiで基本見積もりを一斉にお願いして、グレードアップの提案をお願いするというのも一つの方法になります。

今回は試行錯誤の末に、良い業者に巡り会えました。

私は賃貸物件を複数有しているので、この業者さんとは長い付き合いになりそうです。

皆さんも費用を抑えつつも、納得の行く美しい外壁塗装を実現して下さいね。

この記事は広告記事ではないので、業者名は伏せています。

個人メールをいただければ私が発注した業者を紹介しますよ。東京、神奈川、埼玉、千葉が対象とのことでした。

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