太陽光発電に使う太陽光パネルの廃棄が少し話題になっているようです。
これは経済産業省エネルギー庁の中で、有識者を集めて議論を始めたことがきっかけです。
エネルギー庁の調査では、将来の太陽光パネル廃棄に対して積み立てを行っていない事業者が多くいたとの結果を得ました。
そのために将来不法投棄されたり、 廃棄方法を十分に理解しない業者によって有害物質が流出拡散されるのでは?というような議論をしているそうです。
2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題
それを受けた某大学教授は全く的外れな私見を、経済誌に寄稿しています。
一見よく調べて書かれているかと思わせる記事ですが、なんだか納得がいかない記事。プ●●デントは愛読書の一つですが、オンライン版は無料だからゴシップ系なのですかね?
太陽光発電装置を有している個人として、その辛辣な批判記事に疑問を抱き、再度検証してみました。(ひょっとして自分が間違っていた?(汗!!)
このように名の通ったメディアが、名の通った教授に執筆を依頼して、さもありなんの記事を読まされると、なにも知らないと鵜呑みにしてしまいかねません。
ですが、太陽光発電自体も、太陽光パネルの廃棄問題も将来問題になるとは考えづらい、と思える情報の方が多いのが事実でした。
環境問題を気にしているあなた、実際に太陽光発電を有して将来を心配しているあなた、はたまたこれから太陽光発電装置への投資を考えているあなたへ、将来の見通しをお届けします。
太陽光発電の問題は固定買取制度が原因ではない
某教授の記事では政府が固定買取制度を続けたことが悪であり、
>その結果市場は歪み、家庭用と非家庭用の比率が約2:8になったのは問題だ!(2:8はなぜ問題?
>金持ちだけが儲けた!(金持ちでなくても誰でも融資を受けて投資できますよ?今でもできます。私は斡旋業者ではないので紹介はしませんが、、、
>過剰な電力供給(需要の2倍の供給量)となった。(エネルギー庁によるとまだ太陽光電力は足りないと言っていますが?
これは全て政府のせい。さらに、
>中国資本が入ってブームとなったのも政府が無策のせい(ブームになったのは中国資本のせいかな?
>加えて、固定買取価格制度を続けたためにメインテナンス不備による安全面への懸念が表面化してきている(固定買取価格制度だから?それでどうしてメインテナンス不備になるのだろう?
とのご主張です。
ですが、
太陽光パネルの廃棄問題は心配に及ばず
1. 業者による不適切な廃棄処理問題は今後解決できる
2. 事業者が所有する土地で発電している場合、廃棄されないのではないかとの疑念は的外れ
3. 一気に廃棄されると廃棄場が逼迫するのではとの疑念
4. 廃棄費用を捻出できない業者が不法投棄するのではないか?
まとめ
今回検証しましたように、将来生じてくる太陽光パネルの廃棄の問題や太陽光発電自体については、 深刻な懸念はないと判断して良いのではないでしょうか?
原子力発電とは異なり、たとえ有害物質が入っているパネルであっても適切に廃棄すれば環境汚染は防げますし、廃棄方法も確立しています。
そのための費用も微々たるものです。
装置が稼働している間は、太陽光発電は最もクリーンなエネルギー源の一つだと言えます。
世の中には何か話題になると、それを批判したり煽たっりするような記事が投稿されます。
年金2000万円不足問題もそうですし、今回の太陽光発電パネルの問題もしかりです。
十分に情報を集め、しっかりと理解すれば良いのでしょうが、時間がないとなかなかそうもいきません。
有名なメディアの記事だと鵜呑みにしてしまいがちです。
当ブログでは、可能な限り多くの情報を集め、事実に基づいて皆さんのお役に立つ記事を配信していきたいと努力しています。
それでも当ブログの記事は100%正しい!とは言い切れません。
ネット情報はもちろんのこと、雑誌や新聞書籍でさえも間違った情報があふれています。
ご自身を守るためにも、いくつかの情報を合わせて入手して判断されることをお勧めします。
今回の記事があなたの情報ソースの一つとしてお役に立てば幸いです。