TE-D01dとSoundsport free wirelessどっちが勝った

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今回BOSEのSoundsport free wireless headphonesを試す機会を得たので、今人気のAVIOT TE-D01dとの比較をしてみます。

Soundsport free wireless headphones は2017年11月発売なので、最近のBluetooth機器の進歩をみると、ある意味1世代前の機種だとも言えます。

にもかかわらずこの機種は未だに人気が高く、評価も高いままです。今回検証した結果その秘密は、やはりBOSE特有の音作りにあるのだと改めて思い知らされました。

それでは、日本が誇る最新の機種TE-D01dとアメリカが誇るBOSE Soundsport free wireless headphonesの比較、行ってみましょう!

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Soundsport free wireless headphonesとTE-D01dのスペック勝負

それでは、まずはわかりやすくスペック表をご覧ください。

TE-D01d Soundsport free wireless
タイプ インナーイヤー カナル型
連続再生時間 約5時間 約9時間
防水・防滴性能 IPX4 IPX4
対応コーデック SBC SBC, AAC, aptX
駆動方式 ダイナミック
充電時間 約2時間 約2時間
リモコン
Bluetooth Ver.5.0 Ver.4.1

ご覧いただいてお分かりの通り、一番大きな違いはインナーイヤー型かカナル型か、そして対応コーデックの違いということでしょうか。

Bluetoothのバージョンの違いもありますが、後ほど解説します接続性においては優劣ないと判断しました。

後は連続再生時間が5時間と9時間の違いがあります。

では一つずつ見ていきましょう。

インナーイヤー型かカナル型で違いはあるか?

BOSEのSoundsport free wireless headphonesは、スポーツを楽しむ人を対象に開発された機種です。激しい運動でもヘッドホンが脱落することなく、着けていてもそれを忘れるような快適さを求めて開発されました。

また外をランニングすることも想定しているので、カナル型よりもインナーイヤー型を選択したと言われています。

インナーイヤー型を選択した事で外の音も若干ですが聞き取ることができます。人が近づいてくる音や自転車や車を察知することが可能になります。

だからといって、その音質が犠牲になっているところは全くありません。遮音性についても、恋人同士が顔を寄せ合うほど近くで接近しない限り音漏れを心配する必要もないと思います。

もちろんカナル型のTE-D01dの方が密閉性は高いですし、音漏れの心配はほぼないと言っていいでしょう。

私が試した限り、日常使用する上においてほとんど差はないというのが感想です。

連続再生時間の差は問題となるか?

BOSEのSoundsport free wireless headphonesの連続再生時間は約5時間。対するAVIOTのTE-D01dは9時間もの連続再生を可能にしています。完全ワイヤレスで5時間というのも十分な連続再生時間ですが、9時間となればこれは驚異的だとも言えます。

その意味ではTE-D01dの勝ちだと言ってよいでしょう。連続再生時間は長いに越したことはありません。また、急速充電のスペックにも差があります。

BOSEのSoundsport free wireless headphonesは15分の急速充電で45分の使用が可能
TE-D01dは10分の充電で2時間使用が可能

これから、スペックとしてはやはりTE-D01dの圧勝ということになります。

ただし、日常の使用において5時間という時間は十分に過ぎる時間だと思います。

連続再生時間が3時間程度であればちょっと心もとないですが、イヤホンを連続して5時間以上使い続けることは、めったにないことだと思います。

使い終わった後に充電ケースに入れるとすぐに充電が開始されるので、経験上5時間の連続使用時間があれば不自由することはないと思います。

ちなみに、Soundsport free wireless headphonesは充電ケースに入れると磁石できっちりと収納され、充電が始まったことがライトで目視できます。

 

TE-D01dは押し付けないと充電は開始されませんので、蓋を閉めることで充電が開始されるといった感じです。

対応コーデックの違い、AACは必要か?

BOSEのSoundsport free wireless headphonesはAACに対応できていません。なので、最新機種と比較して音質という意味では不利になることが予測されます。

ましてやTE-D01dはaptXにも対応していますので、高音域では圧倒的に有利になるはずです。

ただしこれは、論理的にはということです。

 

ですが、後ほど解説します音質という点で、私はBOSEのSoundsport free wireless headphonesに軍配をあげます。このあたりは好き好きがあるでしょうが、コーデックの違いはほとんど意味がないほどの違いでした。

BluetoothのVersionの違いで音や接続性に差が出るか?

Soundsport free wireless headphonesは、Ver4.2、TE-D01dはVer5.0なので、差は出るはずです。

ver4.1 4.0を高機能化。自動再接続やLTEとBluetooth機器間での通信干渉を抑制。
ver5.0 ver4.0よりデータ転送速度が2倍。通信範囲が4倍に。

Ver5.0は最新の技術で、転送速度が上がっていますので、遅延が起きにくになっています。YoutubeやNetflixを楽しみたい場合は、Ver5.0を採用しているTE-D01dのほうが有利でしょう。

ただし、接続性という点では両者に差は感じられませんでした。一般的な使用において、電波が途切れることや再接続の能力については実機で比べた限り差はありませんでした。

混雑する満員電車や、電波が行き交う大きな駅での接続性についても差はないと言えると思います。

リモコンの使いやすさ

リモコン操作

リモコン操作

リモコンの使用については、各社それぞれ特徴があります。

今回比較した2機種については、TE-D01dの方が使いやすいと感じました。

TE-D01dは側面の大きなボタンを押すことでリモコンを操作します。ボタンを押した感触が手に伝わり易いので誤操作はほとんどないと思います。

対するSoundsport free wireless headphonesは、BOSEのロゴを犠牲にすることなく、イヤホン上部のスイッチを押すのですが、スイッチが小さめで、慣れるまでは誤操作が生じます。慣れれば人差し指でスイッチを押せますが、慣れない間は指の爪で押したくなります。

大きな問題ではないですが、細かい操作なのでストレスという意味では、TE-D01dの方がストレスフリーと言えるでしょう。

音質の比較

さて、ここまでは目に見えるスペックと実際の使用についての感想でしたが、ここからは肝心の音質についての感想です。

正直なところ、もともと私がBOSEの音が好きということを差し引いても、Soundsport free wireless headphonesの音質は素晴らしいと言わざるを得ません。

すでにTE-D01dとJVCのHA-XC70btの比較記事でHA-XC70btの音質、そしてその低音の素晴らしさをレポートしていますが、Soundsport free wireless headphonesはそれを軽く凌駕します。

同じ音楽を聴いているのに、音の広がりが全く違います。

いえ、TE-D01dの音は決して悪くありません。むしろ12,000円という価格を考えると、素晴らしい機種といっていいでしょう。

ですが、TE-D01dで音楽を聴いてからSoundsport free wireless headphonesで同じ曲を聴くと、全く違って聞こえます。

なんと言えばいいのか、TE-D01dは少し硬い音といった感じでしょうか。正確性といった意味ではそのまま素直に音を出しているのかもしれません。

対するSoudsport free wireless headphonesは音が頭の中で広がり、そして心地良いBOSE特有の低音。なんとも言えず心地よい。

しかも、イヤーチップを交換することなく、純正のチップでこの音を叩き出すのですから大したものです。

BOSEの音の味付けは嫌いだという人もいます。それを承知で、敢えてこの機種は最新の日本の技術を凌駕していると言っていいと思います。(ただし、価格も一万円近く高いですが)

装着感

最後に装着感をレポートします。

両機とも脱落防止のためのウイングがついています。しかし機能としてはBOSEの圧勝です。作りがしっかりしています。TE-D01dはウイングはついているのですが、なくてもいいかな?というレベルです。

BOSEのSoundsport free wireless headphonesは見た目も大きく、装着感が悪いように思えますが、実は全くそんなことはありません。

Soundsport free wireless headphonesのStayhere+Sportチップと呼ばれる独自のイヤーチップは激しい動きでもイヤホンが脱落することなくしっかりとした装着感が得られます。しかも重さを感じることもほとんどありません。

少し引っ張っても落ちることはありません。たまに装着感で極悪な評価の口コミを見ることがありますが、それはイヤーチップの大きさがあっていないか装着方法が間違っているとしか思えません。

耳に押し込み、その後イヤホンを後ろにねじるようにすれば、ほぼ外れる心配はなくなります。

一方のTE-D01dの装着感は、純正のイヤーチップではあまり良いとは評価できませんでした。

イヤーチップの材質がサラサラしているせいか、外れやすいと感じました。できればお気に入りのイヤーチップへの換装をオススメします。

まとめ

今回は日本で人気のTE-D01dとアメリカンNo.1のBOSE Soundsport free wireless headphonesを比較してみました。

あくまで個人的な感想ですが、音楽を聴いて感動したければ、BOSE Soundsport free wireless headphonesをオススメします。

もちろん、TE-D01dもいい線いっています。Soundsport free wireless headphonesの音を聞かなければ、十分な音質でしょう。ましてやTE-D01dは実売価格12,960円です。

コストパフォーマンスを重視するのなら、TE-D01d一択でも問題ないと思います。決して買って後悔することのない機種だとも思います。

一方、あと一万円出しても、もっといい音を聞きたいと思われるのなら、是非一度Soundsport free wireless headphonesの音を試されることをオススメします。

全く違う味付けです。もちろん好き好きはあるでしょう。両機とも買って後悔しない良機だと思います!

 

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