中高年の再就職を斡旋する会社をテレビが紹介!本当に役に立つのか?

独立起業
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中高年の転職支援は限界がある。人生を楽しむためには必要なのは自助努力。

テレビを観ていたら中高年を専門にした就職斡旋業者が取り上げられていました。

中高年の再就職というのは本当に厳しい市場です。ハローワクークを調べても、就職斡旋業者を調べても本当に仕事がない!あっても、、、というのが現況です。

実際に仕事を探している人は多いというのに、まともな仕事がないのです。

実は中高年の再就職の難しさを目の当たりにして、なんとか中高年がやりがいを感じられる職を提供できるような就職斡旋ビジネスを実現できないものかと模索していましたので、当番組には大変興味を惹かれました。

しかし、そこにある現実は私が目指すものとはかけ離れたものでした。

現実はとても厳しい。

しかし人生は一回きり。現実に甘んじるわけにはいきません。

今回は、中高年の再就職の現状と、対応について書いていきます。

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中高年専門の人材派遣会社

中高年を対象とした人材派遣会社、その名は株式会社キャリア。

平成21年設立の会社です。

既に設立後9年経過していますので、事業は軌道に乗っていると言えるでしょう。

 

事業内容

シニアワーク事業=軽作業へのシニア人材の派遣
シニアケア事業=医療、介護市場への人材派遣

大きく分けて、二つの事業を営んでいるようです。

テレビで放映された内容を見て、「50代以上のシニアに仕事を提供する、まさしく私が切望していた事業だ。やはりそれが日本に必要だと感じて立ち上げている人がいるのだな」と感じました。

ですが、調べてみると私の期待とは大きくかけ離れていると言わざるを得ない内容でした。

介護領域は要資格で、さらに体力勝負の仕事なので今回は割愛します。

問題は、肝心のシニア人材派遣事業です。

事例を見ると、

運送会社での梱包や開梱作業
コールセンターでの顧客電話対応
清掃作業

そうです。たったこれしかないのです。

シニア専門に事業を行っている会社でさえこのような状況なのです。これではネットに出ている就職斡旋業者と何も違いはありません。

他の記事でも既に書いていますが、中高年に与えられる仕事は、下記のようなものになります。

  • ビル清掃
  • マンション管理人
  • コールセンター
  • 交通整理係
  • 軽作業
  • 運送業(個人契約)

 

今回は、これら以外の仕事に光を当てる会社が出現したかと期待したのですが、杞憂に終わりました。

 

人生100年時代をどう生きるのか?

奇シクも、政府は企業の雇用義務を70歳まで引き上げるべく、経済界に要望すると発表しています。いずれ義務になるのでしょう。

某記事では、60歳で定年になり、65歳まで再雇用にて就業を続けられるが、「権限と責任」が明確でなくなる再雇用では居心地が悪く、続けることが難しいと記されています。

しかし、現実をよく見ると、そのような悠長なことは言っていられません。

自ら退社して、次の仕事にありつける可能性はか限りなく低いからです。

確かに役職を得てバリバリと仕事をこなしていた人が、役職を奪われて部下を奪われて仕事を続けるのは辛いでしょう。

ですが、今の会社の外はもっと過酷です。

余程のキャリアがない限り、55歳を超えた人間をまともな職種で雇用する会社はありません。

なぜなら、ほぼ全ての会社が中高年社員は再雇用制で、部下・役職なし、給与減額でなんとか65歳までの雇用を実現しているのですから。

そして、ハイクラスのヘッドハンティング会社、例えばスペンサーやエゴンゼンダーなどでも55歳を超えると、転職のチャンスはぐっと減少すると言っていました。

つまり、55歳以上の中高年位は、社会での受け皿がきわめて限られているということになります。

中高年は軽作業に甘んじるしか無いのか?

キャリアを買ってもらえないのならば、軽作業に甘んじる以外道は無い。

厳しい ようですが、現時点ではそれが答えだと思います。

これまで数十年の時間を使って築いてきたキャリア、それを生かすことが第二の人生を歩む上でのKeyになります。もちろんこれは余暇の過ごし方や趣味のお話とは違います。

だからこそ、プライドを捨ててでも現職、現会社での就業に全力注ぐ事をお勧めしたい。

それが無理そうだと予想するでしたら、やはり相当期間を持って、準備が必要です。

次に考えられる準備について述べていきます。

第二の人生のための準備

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acekreations (CC0), Pixabay

 

何歳で現職を去るのかは別にして、現職を去る少なくとも5年前には準備を始めるべきだ考えます。資格を取るにしても、投資をするにしても、経験上それくらいの時間がないと、焦って失敗確率が高まってしまいます。

資格は必要か?

もしもの時のために、様々な資格を取得している人を見かけます。私の周りにもいました。

ですが、結論から言いますと、ほとんど無意味です。

何故なら、実務を伴わない資格では再就職においてはアドバンテージにはならないからです。採用する側としては中高年社員に期待するのは即戦力。座学の資格なら、それが無いと業務を実施できない国家資格のようなものでなければ意味をなしません。

私も社員を採用する時には、その表な観点でだけ資格を確認します。

 

資金

第二の人生に必要なのは資格ではなく、資金でしょう。

資金があれば、投資に回すことができます。

さらに、起業したり、企業とほぼ同じですがフランチャイに加盟することもできます。

場合によっては、海外に移住することもできます。

これまでのキャリアを買ってもらい得ないのならば、自分でそのキャリアを生かしていきましょう。

喜びを見つける

老後資金が確保できているのであれば、趣味を人生の生きる糧にすることもできます。

例えば写真が好きな人は、素敵な「写真」をネットで売ることもできる時代です。

料理が好きなら、自宅で料理教室を開催することも、あるいは区民館や市民館を借りて教室を開催することもできます。それをブログやYoutubeで発信するの楽しいですよ。

旅行が好きなら、それを記事にしてブログで発信してみたらどうでしょうか?あるいはボランティアで観光地の案内をするのもいいですね。

私の近所では、リタイアを機に珈琲店のフランチャイズ店を開業して、自らコーヒーを楽しみつつ嬉々として働いている人がいます。

 

こうやって考えれば、人生を豊かにする方法はいくとも出てきそうです。

まとめ

私は、現職時代に不動産を買い進め、手がかからないフランチャイズに加盟して、そして太陽光発電装置に投資しました。そして今はそれらを楽しみつつ、ブログで情報を発信することに喜びを見出しています。

人生の行き方や楽しみ方は人それぞれでしょう。

上記のような軽作業が楽しいと思えるのなら、それで何も問題はない。それでは満足できないと感じるのなら、現時点では自助努力しかありません。

なんとかこれまでのキャリアを活かせる受け皿を作れないかと模索してますが、容易ではなさそうです。

今後AIがさらに進化して市場を変えていくでしょう。その時に何が起こるのか?何が市場で求められるのか?しばし楽しみつつさらに模索することとしましょう。

 

 

 

 

 

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