新電力会社沢山ありますね。
日々競争して価格は底に近づいている様子。現在は、各社工夫してガスとのセットで競争です。
そんな中、唐沢寿明さんを起用したFunkyなCMで興味をそそられる、新電力会社のCDエナジーダイレクトに目が止まりました。
新電力会社では後発ですが、実際のところ安いのでしょうか?そしてサポート体制やサービスは満足できるものなのでしょうか?
当サイトでは新電力会社で人気の高いLooopでんきを推していて(安いし、安心できます)、私自身も自宅、複数のシェアハウス、全てLooopでんきで節約しています。
ですが、特にLooopでんきに義理があるわけでもなく、もっと節約できる新電力会社があれば当然そこに切り替えます!
と言うことで、Looopでんきに切り替えてからちょうど一年たった今、再度シミュレーションしてみたところ、大変興味深い結果となったので記事としてアップしますね。
是非参考にして見てください。
大人気のLooopでんきとCDエナジーダイレクト、どっちが得なんだ!?
結論からお知らせします。
詳しく解説していきます。
CDエナジーダイレクトの簡単な説明
安いか高いかという結論のその前に、CDエナジーダイレクトの説明を簡単に。(必要ない方は読み飛ばしてください)
この会社は中部電力と大阪ガスが出資して設立した新電力会社で、関東圏への勢力拡大のための新会社なので対象地域は関東のみです。
=> 電力供給地域は下記になります。
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 栃木県
- 群馬県
- 茨城県
- 山梨県
- 静岡県の富士川以東
=>基本料金が必要な従量課金制、つまり東京電力など大手電力会社と同じシステムです。
=>東京電力のお客さんを対象としているので、東京電力からの切り替えであればほぼ100%安くなる料金設定になっています。
=>Looopでんきなど、基本料金がない、一律の価格体系の会社との比較では、安くなる場合と高くなる場合があります。
因みに、解約違約金はかかりませんので、いつでも好きな時に解約出来ます。
と、CDエナジーダイレクト紹介はこれくらいにして、実際のシミュレーションを見てください。
一般的な家庭のLooopでんきとCDエナジーダイレクトの料金比較
一般的な家庭とは、例えば東京電力の場合、従量電灯Bで契約している家庭という考え方でいいと思います。
ただし、従量電灯Bでも50Aを超えるような大容量の契約をしているご家庭では、CDエナジーダイレクトの場合、基本料金が高くなりますのでLooopでんきとほぼ同じくらいの電気代になり、切り替えメリットはほとんどありません。
下の表がシミュレーション結果です。
このシミュレーションは2019年のLooopでんきの我が家の電気料金実数を元にしています。
これには燃料調整費や再生可能エネルギー発電促進賦課金が入っています(*石油代の上下や太陽エネルギーなどの普及のための負担金)
それらをすべてに当てはめて、Looopでんきと東京電力、CDエナジーダイレクト(それぞれ40Aで契約しているものとして計算)での電気代を算出しました。期間は12ヶ月です。
東京電力、Looopでんき、CDエナジーダイレクトの比較の結果
つまり、Looopでんきが僅差ではあるものの一番安いと言う結果になりました。
しかし、現在ではガスの自由化も始まり、新電力会社はガス代とのセット割引を実施しています。
Looopでんきはガスとセットにすると電気代が2%安くなります。
CDエナジーダイレクトはガスとのセットで、電気代は5%安くなります。
これを加味すると、
この時点で、CDエナジーダイレクトが最も安いという結果になりました。
もちろん、ガス代も東京ガスより安くなりますので一石二鳥ですね。
さらにさらに、
ということで、私はさっさと申し込みを済ませ、すでにCDエナジーダイレクトに切り替わりました。
心配していたガスの切り替えも、電気と同様、申し込みだけで後は何もすることなく伝えれた日に勝手に切り替わっていました。
こんなに簡単に切り替えられるのなら、半年に一度程度チェックして、良い会社に切り替えるというのは有りですね!
興味がある方は急いだほうがいいですよ!!
大容量の電力を使用する施設や家庭の場合のLooopでんきとCDエナジーダイレクトの比較
では次に私のようにシェアハウスやちょっとした事務所など、比較的大量の電気を使用する契約の場合を見てみましょう。
私の場合は、東京電力でいう従量電灯C、40kvAの契約でした。それをLooopでんきに切り替えて一年弱経っています。
その実数字を元に、シミュレーションしてみました。
このシミュレーション、少々複雑でシェアハウス2物件を一緒に計算しています。
一番右の列でCDエナジーダイレクトとLooopでんき、そして東京電力との差額を示しています。
赤色なら、CDエナジーダイレクトの方が高い、緑色ならCDエナジーダイレクトの方が安いということになります。
結論としては、東京電力はお話にならないくらい高くて、LooopでんきとCDエナジーダイレクトとの比較では、電気の使用量にかかわらず圧倒的にLooopでんきが安い!ということになりました。
理由は、やはり基本料金です。
東京電力もCDエナジーダイレクトも基本料金をとります。そしてこのような電力を大量に使用する場合の契約では基本料が高くなるのです。
東京電力が基本料金11,400円、CDエナジーダイレクトが10,706.4円。これがあだになり、基本料無料のLooopには全く歯が立ちません。
計算間違いかもしれないと思いCDエナジーダイレクトに直接電話して確認しました。
基本料金の計算はその通りで、東京電力様から切り替えであればお安くなりますが、Looopでんき様からの切り替えではメリットはございません。
との回答を得ました。
これはガス代とのセット割引を適応させても変わりません。
9ヶ月分のデータしかありませんが、それでも2棟で約15万円Looopでんきの方が安いのですから、CDエナジーダイレクトに切り替えるインセンティブはないですね。
CDエナジーダイレクトの顧客対応はどうんなんだ?
他の記事でも書いていますが、いくら電気代が安くても某電力会社のように消費者をだましたり、行政から警告されるような企業とは付き合いたくありませんね。もちろん電話対応が悪い会社も敬遠したいです。
そこで今回私はCDエナジーダイレクトに何度も電話をして、いくつもの質問を投げました。
結果、大変親切かつ丁寧に対応していただけました。
私の場合すでにLooopでんきに切り替えてしまっていたので、CDエナジーダイレクトのどのプランで契約すべきかがWebではわからず電話したのですが、根気よくお付き合いいただき的確な返答をいただけました。
(関西系のノリ? でも個人的には嫌いじゃない^^)
Looopでんきのような基本料金のない電力会社にすでに切り替えている場合、できれば東京電力との契約が何だったのかの情報があった方がスムースにいきます。
これはそれほど難しいことではなくて、従量電灯BだったのかCだったのか、そしてそれは何アンペア(A)だったのか、例えば30Aとか、従量電灯Cの場合kvAの情報があればそれでOK!です。
一人暮らしの方の、つまりあまり電気をたくさん使わない場合もCDエナジーダイレクトだと結構安くなります。
切り替えはwebでやれば1分ほどで終わり。東京電力などの今の電力会社の請求書や領収書があればそれをスマホで写真に撮って送るだけ!!
後は何もしなくても勝手に切り替えてくれますので、チョーラクチンですね。
電力会社には申し訳ないですけど、競争してくれて安くなるのは消費者としては助かります。
まとめ
今回はできたばかりの新しい電力会社のCDエナジーダイレクトのお得度合いと、どの様な場合に得するのかを調べました。
得するのは従量電灯Bで40A迄の契約の方やそのレベルの使用量の方。
ただしガスとセットでないと僅差で安くならないこともあり。
従量電灯Cの様な大量の電気を使用している場合はLooopでんきがおすすめ。
いずれにせよ東京電力など旧電力会社からの切り替えは大いにメリットあり!
以上が今回のまとめになります。
ほんの数分で数千円から数万円とか節約出来るのですから、やらない手は無い!ですよね。