ピタでんの評判は?Looopでんきと価格戦争、どっちが安い?!

新電力会社
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ピタでんって、あまり聞かない名前ですけれども、電力比較サイトでシミュレーションをしてみると、おすすめの新電力会社としてよく出てくるようになりました。

確かに料金は安いように見えます。しかも固定料金制なので料金は分かりやすいですね。

そこで、今回ピタでんについてその評判や実力を調べてみました。すると非常に興味深い状況が明らかになってきましたのでシェアしますね!

まさしく業界人気No.1のLooopでんきへの殴り込み!同じシステムで価格を下げてシェア取り戦略、さあどっちが安い!?という感じです。

対するLooopでんきも黙ってはいません。

まさしく価格戦争の幕開けです。

これはしばらく目が離せませんよ!

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ピタでんとはどこの会社のサービスなの?

まずはピタですが、ピタでんとはF-Powerという会社が行っている家庭向け新電力供給事業のサービス名なんです。

F-Powerは1997年5月2日に設立された株式会社ファーストエスコが会社分割し、2009年4月に設立された電力供給事業会社です。

2011年4月から中部地域で電力の小売を開始。つまり産業用の電力小売りに参入した会社ということになります。

電力供給専門会社ですね。

産業用電力小売事業としてはシェアNo.1だと言われています。

しかし、2017年8月には不適切な需要計画及び調達計画を頻繁に提出したとして、経済産業省より業務改善命令が出されたという経緯があります。(デタラメな計画を出すと供給が不安定になり、停電可能性も出ますから、結構重大な違反なのです)

F-Power社はこれまで代理店を通してのみ電力を供給していました。

つまりこれまでは力を入れていなかった一般家庭向け電力供給に対して、2018年夏頃から力を入れ始めて直販を始めているのが「ピタでん」ということになります。

これまでの段階的課金の料金体系を従量固定課金制にして、家庭向け電力供給でシェアを伸ばすLooopでんきと同じシステムを入れて、シェアを奪う戦略のようです。

(これまでは使用量が少ないと単価が安く、使用量が増えると単価を上げるという複雑な体系でした。Looopでんきは基本料を無料にした上に、例えば単価25円と決めたら電気量が少なくてもどんなに多くなってもその価格と言うシンプルな体型にしたのです)

ピタでんーF-Powerの事業背景

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ピタでんは、現在もっとも積極的に値下げしている会社といっても過言ではないでしょう。

これまでは産業向け電力供給を主にしていました。

ここに来て家庭向け電力供給事業に力を入れだしたのは、何か理由があるのでしょうか?

すでに産業向け電力供給事業は飽和に近づいていると言われています。

また価格競争が勃発し、電力供給を受けている企業は数ヶ月ごとにより安い電力会社に変えているとも言われて、過酷な競争を強いられています。

そのような状況下でのピタでんによる家庭用電力供給事業強化です。

販路を増やすことで利益確保を図るというところでしょう。

安い価格を提示して一挙に顧客を獲得する戦略でしょうか?

ですが不慣れな販路のためか、顧客対応の評判は改善を必要とする状況です。

また、残念ながら力を入れだした矢先の2018年8月3日、顧客に十分周知せずにいつ解約しても解約違約金がかかるようにコッソリと規約を変更したとして、経済産業省から2度目の業務改善勧告が出されています。

500社ほどもある新電力会社で二度も業務改善勧告を受けている会社は他にはないでしょう。

値段を下げすぎて、2018年、第10期の決算は赤字になったと報告しています。

(F-Power 120億円赤字の真相)

経営状況は安泰とは言えないようですね。

電力の確保には特徴が

ピタでんは天然ガスによる小規模火力発電所の電力を契約を結んで全量買い入れています。

量としては多くないのですが、独自戦略です。

他の新電力会社が卸から電力を全量買い付けているのとは異なる、独自仕入れルートを有しています。

また小規模ながら自らも発電所を有しています。

家庭向け新電力供給事業としては、

→毎月500kWhまでは定額料金で利用できる使いたい放題プランと、

→基本料金なしの一律固定料金制を敷いています。

ただし、使いたい放題プランはよほど電気使用量が多い家庭でないと、かえって損をする可能性があるので、注意深くシミュレーションしてください。

 

ピタでんの特徴

  • 電気の品質は今ままでと同じ
  • 停電が増えたり、電力供給が不安定になったりということは一切ありません
  • 火力発電所の電力を採用
  • 安い!
  • ブレーカー落ちの心配なし
  • 基本料金0円
  • 固定料金制
  • 解約違約金あり(二千円+消費税)
  • 6kVA(60A)以上の料金プランはない。つまり契約できない。
  • 積極的な値下戦略をいつまで継続できるのか?いきなり値上げの可能性も。
ピタでんでは、一般的な家庭より多めに電力を使用する需要家とは契約しないようです。現在たっぷり電気を使えるように従量電灯Cで16kVA(60A)以上で契約している場合は、切り替えることができません。

なぜなのか、理由は不明です。

 

Looopでんき

対するLooopでんきは、事業開始時より基本料金を廃止して、料金がとにかく分かりやすくて安いということで評判を呼び、人気No.1となった新電力会社です。

最近は、Looop電気と同じく基本料金なし、固定料金制、というシステムを取り入れている会社も増えてきています。

それでもLooopでんきがほとんどの地域で最安値で頑張っていました。

Looop電気は3.11 東日本大震災を機に被災地に独立型太陽光発電セットを無償設置するボランティアから始まった会社です。

電力確保の特徴として、自然エネルギーを重視して運営している会社ということになります。

自ら太陽光発電所も有しています。

 

Looopでんきの特徴

  • 電気の品質は今ままでと同じ
  • 停電が増えたり、電力供給が不安定になったりということは一切ありません
  • 太陽光、風力、水力をはじめとする自然エネルギーを採用
  • 安い!
  • ブレーカー落ちの心配なし
  • いつでも解約OK
  • 解約料0円
  • 基本料金0円
  • 固定料金制
Looopでんきは契約に縛りはありません。事務所だろうが、商店だろうが、シェアハウスだろうが、どこでも契約できます。

ピタでん VS. Looopでんき

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Looopでんきは、複雑な料金体系を廃止し、基本料金0円。地域による一律の固定料金というシンプルでわかりやすい料金体系を提供することにより、人気No.1の新電力供給会社となりました。

それに対抗してピタでんはLooopでんきの料金体系と同じで、さらに0.75円程度単価を安く提供して殴り込みをかけたのです。

安さは何よりの武器ですからね!

なので、ここに来てピタでんの評判をネット検索する人が増えて来ていました。

正直なところ、ピタでんの提供する価格は最安値のひとつといえます。

ところがこれを見たLooopでんきも黙ってはいません。価格を下げて対抗を始めました!

地域によって差はあるものの、あなたのお住まいによってはLooopでんきの方が安い価格を提供しています。

両者とも基本料金はかかりません。なので従量料金が安ければダイレクトにその分、電気代が安くなると考えてよいでしょう、

ただし一点注意事項があります。

ピタでんは、いつ解約しても解約料金がかかります。

対するLooopでんきに解約料金はありません。

では、その点を踏まえて、現時点の両者の従量料金を比較してみましょう。

 

ピタでんとLooopでんき価格を比較、どっちが安い!?

2018年8月現在

地域によって勝敗が異なります。

さて、いかがでしょうか?

この2ヶ月ほどはピタでんが圧倒的に安かったのですが、ここにきて大きな差はなくなりました。

一部地域ではピタでんの勝ち、一部地域ではLooopでんきが勝っているという激戦状態です。

今後もおそらくピタでんは低価格戦略で攻めるのでしょう。

さてここまででサービスの情報と価格の情報は出揃いました。

単に値段だけで決めるのか、顧客対応と解約金、企業姿勢をも考慮して決めるのか?

決めるのはあなたです。

 

私のオススメ

ここで目の当たりにしているように、今後も価格競争により価格が下がる可能性は否定できません。

その観点からは、少なくとも現時点でLooopでんきの価格が安い地域では、迷わずLooopを選ぶのが正解です。

今後どこかの時点で他の会社がもっと安い価格を提供してきたら、その時点で切り替えればいいのですから。

手数料も手間もかかりません。ネットで5分です(笑

私もLooopでんきを使っています。Looopでんきに切り替えて損することはないですし、手続きも超簡単ですよ!

Looopでんきのシミュレーションと申し込みはこちら

一方、現時点でピタでんの方がLooopでんきより安い場合には、少しだけ考えてください。

もし、一月の平均電気使用量が300Kwhほどで、ピタでんの方がLooopでんきより0.5円安ければ、150円安いということですね。

 

つまり、向こう13ヶ月の間にピタでんより安い価格の会社が出てこなければ、ピタでんが価格的には最もお得ということになります。(150円x13=1950円<2000円の解約料金)

 

あとは顧客対応や企業姿勢を考慮して、その企業と付き合いたいかどうかだけですね。

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