「せっかく目標を設定したのにも関わらずモチベーションが続かない」
「どうしたらモチベーションを上げることができるのだろうか?」
よく聞く話ですね。
人から押し付けられた目標でもないのに、自分が立てた目標なのに、モチベーションが続かず気が乗らなくなるのはなぜなのか?
そして、どのようにすればモチベーションを上げ、モチベーションを維持して目標を達成できるようになるのでしょうか?
あちらこちらでモチベーションを上げる方法が書いてあるけど、どれも似たり寄ったりで、いまひとつ。
モチベーションを上げるには色々なことを試すより、たった一つの秘訣を知れば解決しますよ。
是非お試しを!
モチベーションが続かないからくり

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そもそもモチベーションとは何でしょうか?
もりもり働くための気分でしょうか?
モチベーションを日本語に訳すと、動機、動機付け、やる気という訳語が出てきます。
モチベーション=やる気、で考えると、どうしてやる気にならないのだろうと考えてしまいます。
ですが、何かをするための、何かを達成するための動機、と考えればどうでしょう?
何かをやりたい、何か目標を達成したい、その動機が続かないということです。
毎日日記をつけると決めたのにも関わらず三日坊主で終わってしまう。
英語を勉強してTOEICで800点以上を獲得するって、言ったっけ?
プロジェクト目標を設定したのにも関わらず、途中でやる気が起こらなくなり、中だるみ。
「あーモチベーションが低い〜。何でモチベーションが上がらないのだろう?」
多くの人は途中で投げ出してしまいます。
あるいはやる気がしないまま、必要に迫られてなんとか仕事をこなします。
達成感なんてありません。
ここにモチベーションが続かないカラクリがあるのです。
少しだけ考えてみてください。
あなたはなぜ毎日日記をつけようと思ったのでしょうか。
あなたはなぜTOEICで800点以上を獲得したかったのでしょうか?
プロジェクトの目標設定の理由は何だったのでしょうか?
つまりその目標を設定した動機は何だったのでしょうか?
単に目標を設定しただけではモチベーションは続かない

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モチベーションとは動機づけでしたよね。
つまり何のためにそれをやるのかが明確になっていなければ、モチベーションが続くはずはないのです。
目標を設定した時にはその理由があったはずです。
ですが実際に明示しているのは目標です。
そして知らず知らずのうちに、その目標を達成するための動機を忘れてしまうのです。
ここでもう一度言います。
モチベーションというのは動機、動機付けです。
なので、自分が心からやりたいと思っていない会社の仕事などに、モチベーションというのはそもそもないと考えてよいのです。
もちろん、この仕事をうまくこなしたら給料が上がるとか、出世できると言う期待もあるでしょう。
ですが、あなたが心からそれを望んでいなければ、そのモチベーションを維持することは大変困難だと思います。
人というものはとても弱いのです。何か困難にぶち当たった時に投げ出したくなります。言い訳の一つもしたくなるでしょう。
決してあなたが悪いわけではありません。あなたが精神的に弱いわけでもありません。そこに強い動機づけがないのですから当たり前なのです。
ここにモチベーションを上げる、モチベーションを保つ、ということのヒントが隠されています。
達成したい本当の理由を明確にする
- あなたはなぜその目標を設定したのでしょうか?
- あなたはなぜその目標を達成したいのでしょうか?
- あなたが最終的に得たいものは何なのでしょうか?
これを明確にすることが、モチベーションを上げ、モチベーションを保つたったひとつの秘訣なのです。
言葉を変え、批判を恐れずに言えば、モチベーションが低いとか高いとかはどうでもいいはずです。
会社で出世をしてもっと給料を稼ぎたい。
もしあなたがそう思ったとしましょう。
そして目標を掲げます。
将来重役になって、会社をマネージする立場になる。そして十分な給料をもらう。
悪い目標ではないですね。
ですが今日ここで学んだことを、再度思い出してみてください。
あなたは何のために出世をしたいのでしょうか?
あなたはなぜもっと給料を稼ぎたいのでしょうか?
そこを明確にすることが、モチベーションを保ち、結果として目標達成する秘訣なのです。
「重役になって会社をもっとよくしたい。自分の力でもっと社会に貢献できるようにしたい」
もしあなたがそう考えるのでしたら、それこそを紙に書くべきなのです。
「私は、自分の力でもっと社会を良くしたい!だからもっと出世したい」と。
「自分の家族を幸せにしたい。そのために十分な稼ぎが欲しい」
そう思っているのならばそれこそを紙に書くべきなのです。
聡明なあなたはもう気づかれたでしょう。
重役になることも、会社をマネージする立場になることも、そして十分な給料をもらうことも、すべては手段でしかないのです。
重役になって、社会を変えるような仕事をしたいのであれば、そのこと自体をあなたがイメージできなければ意味がありません。
十分な給料をもらうことが目的ではありません。
そのことによってあなたが本当に切望することを成し遂げる事があなたにとっての動機なはずです。
まとめ

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モチベーションをあげて、保つこと。
それは目標達成に必要不可欠なものではありません。
モチベーションを保とうとする必要がないことはこの記事を読んだあなたなら理解されたでしょう。
やらされ仕事であっても、モチベーションが低くても目標を達成することは可能です。
ただし目標を達成した後の充実感は全くありません。
あなたが本当に手に入れたいものは何なのでしょうか?
それを明確にすることが、モチベーションを上げるためのたったひとつの秘訣なのです。
人は機械ではありません。
体調があります。
気圧が下がれば自ずと気分も滅入ります。
周りで何か嫌なことがあれば、それでもやる気がなくなります。
そして人は言い訳をします。辛いことからは逃げたいのです。それを避けることはできません。
人の本性です。
ですがそのような時にもう一度思い出してみてください。
あなたが決めたその目標。
なぜそれをあなたがやる必要があるのか。
なぜあなたはその目標を設定したのか。
その理由を自分に問いかけてください。
その目標を達成して歓喜に満ちている自分を想像してみてください。
あなたならきっとできますよ!
