転職で失敗するパターンと成功思考パターン
転職するのは人生においても大きな決断ですよね。
せっかく就いた職をやめる決断、本当に正しいかどうかわからないのに次の職場を選ぶ決断。
絶対に失敗したくないですよね。
今転職したいと考えている、そんなあなたに今回の記事が少しでもヒントにるように、これまでの転職の経験、採用の立場での軽系を踏まえて書いてみます。
日本では長らく終身雇用制が常識とされてきました。
一つの会社に勤め、定年まで勤めあげてこそ一人前。途中で転職するというのは気持ちが浮ついているからだ、というような風潮がありました。
ありました、と言えば過去のように思えますが、今でも国内企業の場合にはこのような考え方は残っており、転職組がもろ手を挙げて歓迎される土壌にはなっていないです。
一方、社会及び産業の構造的変化により、転職は徐々に普通のことになりつつあるのも事実です。世代が入れ替わりつつあることも転職を是とする要因ですね。
これまでの、能力がないから転職せざるを得なかった、務まらないから転職する、という状況から、能力を発揮するために転職する、そんな社会に変わりつつあります。
これが転職の成功において大きなヒントなのです。
転職で失敗する思考の典型な6つのパターン
それでは、最初に転職で失敗する典型な考え方を見てみましょう。
転職で失敗する考え方は、これまでの日本での転職の考え方の延長線上になる場合です。
- 仕事がきつく自分がイメージしていた仕事ではなかった
- 仕事がつまらない
- 給料が安くて生活が苦しい
- 他の会社の方が楽しそうに思える
- 今の会社では自分の将来性が見えない
- 会社の将来が不安だ
これらは失敗する典型的な考え方のパターンです。
それではなぜこれらは失敗パターンなのでしょうか?
どのような人にとっても会社に採用される前にその会社の内情を十分に知ることはできません。友人や親類が務めている会社であっても感じ方は人それぞれです。
ましてや新卒で採用された場合、社会自体をまだよくわかっていませんので、伸びている業種や将来伸びそうな業種、或いは大学で自分が先行して専門分野の知識を生かせる業種を選びますね。
その会社のことなど、インターネットや口コミでしか知ることができません。そこまで調べず就職する人も少なくありませんが。
だけれど、、、、
いざ入社して働いてみるとイメージしていたものと随分違う。自分の期待してたものと違うのです。
下働きばかりで、無茶な命令も日常茶飯事。休日出勤も当たり前!外から見ていたのと大違い。
こんな状況だと働く気になれないですよね。
またまだ日本にはブラックと呼ばれる企業はたくさんあります。中小零細企業であればブラックでない企業を探す方が難しいかもしれません。
一流大企業と呼ばれる企業であってもブラックな場合もあります。
因みにブラックは外資よりも日本企業に多いと言われています。外資はコンプライアンスに厳しいですからね。
やりがいのない業務を担当させられた場合にも、嫌気がさしますね。
俺、私、こんなことするために会社に入ったわけじゃないのに、、、と。
給料が安いのも、最初から分かっていたことですが、やはり徐々に不満が募ってきます。
周りの人と比べるようになり、好きなものも買えない状況に不満は大きくなってしまいますよね。
そんなときには、他人の家の芝が青く見える状況になりますから、少なくとも今の会社より他の会社のほうがいいのではないか?と思ってしまいますよね。
会社に慣れてくると先輩や上司、さらにその上の重役のことを知るようになります。
人の層の厚さや、自分の能力、立場をみて、将来が見えなくなることもあるでしょう。
また、外から見ていると将来性があるように思えた会社も、勤めて暫くすると、成長の見込みなさそうだということに気づくかもしれません。
この様な場合、転職したくなるのはある意味致し方ない事でしょう。
ですが、これらを転職の理由として転職した場合、失敗する可能性が極めて高いです。
なぜなら、基本的にこれらは全てネガティブな思考からきているからです。
つまり現況に対する不平不満が原動力なっているのです。
何それ?と思いましたか?
不平不満がるから現状を変えたいんだよ!そう思いますよね。
これは当然のことです。
現状に満足しているのなら、転職という発想は出てこないかもしれません。
ですが、もしあなたが転職を成功させたいのなら、いや自分の成功を勝ち取りと考えているのでしたら、もう少し我慢して読み続けてみてください。
そして、次の成功する思考パターンを身に付けてください。
転職で成功する思考の典型な6つのパターン
転職で成功する思考のパターンへ読み進められたあなた!
あなたはすでに成功パターンを持っていますよ!
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仕事がきついけど、要領を覚えればきっとうまくいくはずだ
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仕事はそれほどやりがいがあるものではないけれど、自分なりにもっと改良してみよう!
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給料が安いのは最初から分かっていたこと!自分が選んだ会社だ!
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友人は他社で楽しそうにしている、よしこの会社を自分が楽しくしてやろう
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今の会社のポジションは詰まっているけど、10年20年このままとは限らないよね!
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会社の将来は見えないけれど、今は自分を磨こう!
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これまで色々と学んだ、外の世界でもっと自分の力を発揮したい!
どうですか?
そうです、これらの考え方は全て自分の中に解決策を求めています。失敗する思考パターンは常に自分の外に原因を探します。
人間は自分のことは自分でコントロールできますが、他人はコントロールできません。
雨が降ったから滑って転んだ、雨が悪いんだ、と言っても解決にはならないですよね?
常にポジティブに考えましょうという単純なお話ではありません。
転職する場合に、自分の外の要因をみて転職することでそれを解決しようとする思考パターンの場合、転職したところで似たようなことがあればまたそれを理由にさらなる転職を考えてしまいます。
現況をよく分析し、自分の努力では解決しようがない場合には致し方ありません。
その場合、あなた自身でどれだけ解決しようと努力したか、その結果何を達成できたのか、それを第三者に胸を張って言えるかどうか、が要点になります。
自分のこれまでの業績を棚卸してみましょう
- これまで何を達成したのか?自分の職業人として売れるものは何なのか?
- 今より高い給料をもらえると考える根拠は何なのか?
- つまらない仕事といえども完ぺきにこなせていたのだろうか?
転職先の企業は、業績を上げてくれる社員を採用したいのです。
現職がブラックなので転職したいと正直に言ったとしても、あなたに何らかの魅力がなければ採用されません。
転職する場合には、まず自分が売り込めるものを何でもいいですから身につけてからにしましょう。
やる気が感じられて、何かを達成した社員なら、きっと良い仕事にめぐり合えますよ。