サノフィがMSDに続いてリストラへ、ヨーロッパ系もえぐい!

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サノフィが又もやリストラを断行するようですね。

2018年に250名首を切って、更に今回は200名が対象とのこと。

さてサノフィは今後どうなっていくのでしょう?

 

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サノフィのMRはついに限界レベルへ

メディサーチによると、2013年には1520人のMRを擁したサノフィですが、2018年のリストラ前には930人まで減少していたとレポートしています。

 

2018年のリストラでは250名以上の社員が早期退職制度に応募したとされており、その内の半分がMRだったとした場合、現時点のMR数は800名となります。

因みに、2018年の早期退職制度は下記のとおりであり、今回も大差ないものと予測されます。

 

 

糖尿病・循環器ビジネスユニット(BU)と同メディカル本部

ジェネラルメディスンBU

サノフィパスツールワクチンBU

Japan & GEM JPACオフィス

CHCパートナリング部

法務部や財務・管理本部、ITソリューション本部など

勤続3年以上の一般職および満40歳以上の管理職

 

 

サノフィが今回募集する早期退職制度でのMR数の削減目標は100名程度と言われています。

つまり、今回のリストラによってサノフィのMR数は700名程度にまで減少することになります。

かつて製薬企業では、全国の医師に副作用情報をはじめとする医薬品情報の収集提供を確実に実施するには、600名程度のMR数が必要とされていました。

 

今回のリストラでサノフィは大手製薬企業としてぎりぎりのMR数の会社になるという事になります。

もっとも、今後スペシャリティー企業に変貌する予定なら、もっと減少させなければなりません。

何故なら、スペシャルティー製品は規模が小さく、大きな売り上げが期待できないので、大きなインフラは維持できないからです。

 

サノフィのパイプラインから見る将来戦略

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サノフィのパイプラインを見てみると、ヒューマログバイオシミラーSAR342434と速効型インスリンであるSAR341402が申請中並びにPIIIに来ています。

 

これらを自社で販売するのであれば、それなりのMR数は必要です。ただし、今までのように数で売り上げるというのは時代遅れでしょう。

 

他の製品は一部を除いて大型化が見込めない、希少疾病用治療薬のようです。

ただし、競争が激しいPD1-inhibitorも開発しているようですので、どうやって販売するのか見ものです。

 

サノフィHPより抜粋

Sanofi 開発品一覧(2019年7月1日)

[開発コード]一般名 予定される適応症 開発段階国内
typhim Vi ワクチン(腸チフス感染症の予防) 申請準備中
dupilumab 鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎 申請中
インスリン グラルギン+リキシセナチド配合剤 2型糖尿病 申請中
SAR342434 1型・2型糖尿病 申請中
SAR341402 1型・2型糖尿病 第III相
isatuximab 多発性骨髄腫 第III相
Neo GAA – avalglucosidase alfa 遅発型ポンペ病 第III相
PD-1 inhibitor – cemiplimab 子宮頸癌 第III相
SP0204 5混ワクチン(百日せき、ジフテリア、破傷風、ポリオ、ヒブ感染症の予防) 第III相
fitusiran 血友病 A 及び B 第III相
BIVV009 – sutimlimab 寒冷凝集素症 第III相
BIVV001 血友病 A 第II相
Neo GAA – avalglucosidase alfa 乳児型ポンペ病 第II相
olipudase α ニーマンピック病A/B型 – 酸性スフィンゴミエリナーゼ欠乏症 第II相
venglustat 常染色体優性多発性嚢胞腎 第II/III相
venglustat GBA遺伝子変異を有するパーキンソン病 第II相
venglustat ゴーシェ病 3型 第II相
SP0178 高齢者におけるインフルエンザの予防 第I/II相
SAR408701 結腸直腸癌・胃癌 第I相
PD-1 inhibitor – cemiplimab 非小細胞肺癌 第I相
SAR439859 乳癌 第I相

 

 

MSDのリストラの記事でも書きましたが、既に大量のMRを擁してシェアオブボイスで売り上げを上げる戦略は時代遅れです。

ちなみにMSDでは早期退職制度の応募日から3日にて募集人数を満たしたようです。

 

 

SOVと言えば、それを生み出したファイザーでもリストラの嵐です。

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最後までSOVをやめないと豪語されていた梅田氏が会社をさりましたので、ファイザーもいよいよ大きなナタを振るうようになるのかもしれません。

 

狭い日本をカバーするに必要なMR数が400~600名、スペシャルティーファーマの場合はもっと少ない数だとすると、サノフィがスペシャリティー企業を目指すのなら(パイプラインを見る限り必然のようですが)、今回のリストラでもまだまだやり足りないという事になります。

 

何故一度に整理してしまわないのか?

MSDしかりファイザーしかり、そして今回のサノフィしかり、外資の日本事業は、本国にとってみれば日本支社に過ぎません。

 

本国本社の経営計画が全てです。

 

実際にはもっと多くのリストラを一度に断行してしまいたくとも、それを実施するためには特別退職金や再就職支援制度など、特別な予算が必要です。例え内部留保金があったとしても、今期の財務諸表に影響するのです。

 

なので、一度にあまりにも大きなリストラはやりにくいということになります。

経営陣としては分かっていることも、それを明言すれば社員のモチベーションは保てません。

また、日本の経営陣がそのつもりは無くても、本社から人員カットを強いられることもあります。

しかし、財務省主導の財源圧縮策が継続する限り、日本市場の伸長は望めず、それに対応するには、コストをカットするしかありません。

 

メガファーマは益々混迷を極めることになるのではないでしょうか?

 

まとめ

メガファーマを中心に、毎年のように実施される人員整理。

早期退職制度と言えば聞こえはいいですが、内容は指名解雇に近いものです。

しかし、企業は生き残らなければなりません。

経営者が他に打開策を見いだせないのであれば、コストカットの一環としての人員整理も甘受せざるを得ません。

 

そうでなければ、企業自体が成りゆかず、倒産するか買収されるかという結末を見ることになります。

 

全員アウトか、誰かを犠牲にして生き残るか。

今の多くの大手製薬企業は同じ状況に面しています。

過去のインフラが今になってあだになってきている状況です。

 

プライマリーケアのMRは危ない。スペシャリティのMRは大丈夫?そんな論調のブログや記事が多いですが、私はそのようには分析していません。

スペシャリティMRであっても、年齢が上がってくるとリストラの対象になるはずです。

なぜなら、製品群や領域が10年経てば驚くほど変わっていくからです。環境ももっと変わるでしょう。

 

つまり、MRという職業自体がリスクであり、最近はやりのMSLであっても同様です。

製薬会社の営業職はかなり特殊で、潰しが効かないのです。

辞めて薬剤師になる?

いえ、調剤薬局もこれからの点数削減を見ると、安穏とはしていられません。また、MRから調剤薬局に転職すると、給与は悲惨なことになります。

 

30代半ばまでに他の部門(例えばマーケティングや医療政策、事業開発など)につけなければ、将来相当厳しい人生になると言わざるを得ません。

 

人生は自分のものです。

誰かが助けてくれるわけではありません。

備えあれば憂いなし。

 

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