少子高齢化が叫ばれて、世の中には将来を悲観する声が多いですが、私たちの未来はそんなに暗いのでしょうか?
今日は日本の未来についてまとめてみました。
少しでもあなたに元気が与えられますように。
日本の街を歩くと何を感じますか?地方はもちろん、日本の首都東京であっても街によっては高齢化社会の到来を身をもって感じます。
地方に行くとシャッター街で街が寂れています。
どこを歩いても老人だらけ、レストランに入っても老人だらけで、若者は極わずか。
と同時に、こんな場所に?と思われる場所で外国人を見かけます。少し前なら絶対に見かけなかった場所で。
日本の街の風景は随分と変化していっていますね。
さて、日本が世界でも類を見ない超少子高齢化社会であることや、実際に老人が増えている状況は間違いありません。
政府が発行している人口推計予測でも、急激な人口減少と高齢化を示しています。その為か、世間では「日本衰退論」という悲観的なオピニオンが多いようです。
ですが、本当にそうなのでしょうか?このまま悲観論者が言うような悲惨な状況になるのでしょうか。
悲観論者の見る未来の日本
『未来の年表—人口減少日本でこれから起きること(講談社現代新書)』(河合雅司/講談社)ではデータに基づき未来を客観的に予測しています。あなたもこれを読めばがっくりとなること受けあいます。真面目な方だと暫く何もする気が起こらなくなるかもしれません。
ここから引用
2020年 女性の2人に1人が50歳以上になる
出産可能年齢を15〜49歳とした場合、この年に50歳以上の人口の総数がそれ以下の年齢層の人口を追い抜く。人口比に対し、絶対的な出産件数の縮小が予想される。2024年3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
団塊世代が全員75 歳となり、国民の6人に1人は75 歳以上に。毎年の死亡者数は出生数の2倍で人口の減少はとまらず、老老介護ものしかかる。地方のデパートが消滅し、銀行も無くなり、火葬場の不足も深刻化する!
どうでしょう?著作権上これ以上の引用は避けますが、生きているのが嫌になる様相ですね。
更に、別の悲観論者は述べます。
「技術的特異点」(シンギュラリティー)または「2045年問題」と呼ばれる悲観的な予測です。全人類の知能を人工知能AIが凌駕すると人の仕事を奪い、世界の破滅につながるとの意見。
英オックスフォード大学でAIを研究するマイケル. A. オズボーン准教授は人間が行う仕事の約半分はAIにとってかわられると予測する。「これまでは身体を使う手作業を機械が代替していたが、今後は認知能力を必要とするより複雑な作業まで機械化することができるようになる」と述べています。
オズボーン准教授によると、芸術などのクリエイティブな作業にコンピュータは向いていないと述べていますが、本当でしょうか?
現在では既に人を上回る芸術的絵画を描写できるAIも出現しています。
10年後に亡くなると予測されている職業
- 小売店販売、
- 一般事務
- 運転手
- 受付係
- 通訳、翻訳
- 電話オペレーター
- レストランの案内係、
- レジ係
- 税務申告代行
- 銀行融資担当
- パラリーガル
- 不動産ブローカー
これはあくまでオズボーン氏の意見です。
いやいや、今この職業についているあなた、気が気じゃなくなりますよね!?
でも、信じるかどうかはあなた次第。
では、本当にわたしたちの未来はそんなに暗いのでしょうか?
世の中に仕事がなくなり、失業者があふれ、暴動が起こるようなことになるのでしょうか?
別の視点から見る未来の日本
では、別の視点で見てみましょう。
確かに、このままいくと日本の人口は減少の一途をたどり、現在の政府の策では解消する見込みは全くと言ってよいほど立っていません。
子育て政策などまさしく子供だましで、目先の選挙対策としか言いようがなく、継続的根本的な政策というには程遠いでしょう。
少しくらい給付金を出したところで、託児所ですら順番待ちで、自分たちが生きていくのも精いっぱい。将来の不安を拭えない若い世代は子供が欲しくても作れない。
確かに悲観的にならざるを得ないのかもしれません。
ところで、皆さんはノストラダムスの大予言という本をご存知でしょうか?
1973年に出版され、大ベストセラーとなりました。
ノストラダムスの予言を解釈すると1999年7の月に人類が滅亡するという解釈できるということがまことしやかに信じられていました。
実際にはどうなったしょうか?
何も起こりませんでした。現在2018年、人類は益々発展して生きています。
その当時の未来予測では、
- 陸地がすべて砂漠化する
- ハルマゲドン、終末戦争にて世界は破滅する
- 核戦争が起こって壊滅状態になる
- 食糧危機により世界は滅亡する
などと言う悲惨な状況を信じる人も結構いたのです。
つい最近では、エイズをはじめとする感染症により、世界は新種ウイルスに耐えられず、絶滅する、との悲観論が世間を動揺させました。
しかし、実際にはどうなったでしょう?もはやエイズで死ぬことはありません。
人間の英知により新薬が開発されて、完治はできないものの、死ぬことはないのです。
何一つ起こっていません。
いやそれどころか、世界は益々発展を遂げ、最後の聖地と呼ばれるアフリカが、今や遅しと経済発展の緒につきはじめています。
1970年の初頭、誰が今のインターネット社会を想像できたでしょうか?
携帯電話が普及し始めた時、その利用料の高さを補うためにPHSという方式の電話が普及しましたが、現在は小学生でさえスマホを有し、それがないと生活に支障が出るほどになっています。
どこでも会話ができ、スマホにより超高性能のパソコンを持ち歩くような生活になっています。
癌は不治の病でしたが、今では多くの癌は治療可能になってきています。それ程遠くない将来に癌で亡くなる人が激減することも夢ではないでしょう。
食糧が不足するとの悲観論者もいますが、本当でしょうか?
今では、草も生えない砂漠でさえ、植物を育てることができる技術が普及し始めています。海水を真水にする技術も開発されました。
絶滅の可能性があり食べられなくなると言われた本マグロ、今どうなっていますか?回転寿司チェーンでも食べられますよ。養殖技術のおかげです。
輝かしい未来
日本は世界の中でも最も保守的な国の一つと言われています。ですが、技術革新は保守的な日本にあっても、未来を変えます。
そして、日本は世界に類を見ない技術立国なのです。
確かにコンピュータや機械にとって代わられる職業もあるでしょう。ですが、そのことが未来を悲惨なものにするとの理由にはなりません。
日本の経営者たちは優秀です。
未だに東京大学を出て官僚になることを人生の目標として教育する親も存在するようですが、溢れる情報の中で育ってきた若者達は、もはやそのような立場に魅力を感じてはいません。
日本国内だけに目を向けていれば確かに頭打ちなのかもしれません。
ですが、仮想通貨が爆発的な伸びを示しているように、近い将来に世界は一つになります。
政治家や官僚がコントロールできない世界になるのです。
経済圏は日本だけではなく、世界なのですから、何も悲観する必要はないのです。
もともと日本は資源のない国です。多くのものを輸入に頼らざるを得ず、それを可能にするには輸出で稼ぐしかないのです。国内需要だけで賄えるものではなかったはずです。
国内需要にしても、それほど悲観する必要はありません。
仮想通貨の普及が何を意味するのか?それはより多くの人々が世界を移動することを意味します。既成概念の上に富が成り立たなくなります。規制を越えて、資金が移動し、有望なビジネスが勃興し、成長することを加速させます。
日本を訪れる人々はますます増えるでしょうし、政治家がおかしな規制をしなければ、四季に恵まれた日本に永住したい人々で溢れるでしょう。
しかしそのことは日本の文化の放棄を意味するものではないはずです。
日本を訪れた外国人たちは喜々として着物を楽しんでいます。
伝統行事をわざわざ見学に来る外国人も後を絶ちません。
世界が一つになろうとする時に、日本だけは特別だとの島国根性で挑めば、過去の惨劇を再現することになりかねません。
世界最先端の技術を武器に、過去をおもんばかりつつも、世界最先端の文化を持った国になることが日本に未来をもたらすのではないででしょうか?